
今週も齋藤飛鳥ちゃんの卒コンとかMリーグのファイナル最終戦とか、SSAけやきひろばのビール祭りとか、個人的に注目なイベントが多数あったけど、「THE SECOND」を夜中から見ていて二度寝をしたいので、枕は今回も省略w
オークス予想。初めに書いちゃいますけど、そりゃ本命はリバティアイランドになっちゃうわけなんですけど😵
ただ鞍上川田で、桜花賞を最後方からの追い込みで圧勝したといえば、やっぱり思い出すのは2014年のハープスター。大外ぶん回って内を通ったヌーヴォレコルトに届かずの2着。今年もそうなるんじゃないの?とか邪推しちゃいますわなぁ。
となれば、このリバティアイランドに勝つのは、まさにこのヌーヴォレコルトの仔、イングランドアイズに…。
とか考えてたら、そのまんま爆笑問題の田中さんが同じことを東スポのコラムで書いていて、目ん玉が飛び出るというwまあ、そりゃちょっと古い競馬ファンだったら同じことを考えますよねぇ。
イングランドアイズ、4着に負けたとはいえ、フローラSの末脚はなかなかで、確かにちょっと考えましたけど、その時に鞍上の和生ちゃんが言ったコメントが「(負けたのは)枠がすべて」で、今回もやはり大外枠18番となれば、そりゃ買いづらいってもんで😅
結局、今年の3歳牝馬を語る上で自分が予想の軸にしているのは、桜花賞やNHKマイルでも書いた今年のクイーンCのレベルの高さ。「桜花賞上位組」かつ「クイーンC組」で、ヌーヴォレコルトのように先行して脚が残せそうで、おまけに鞍上ルメールで…となると、やっぱり2番人気でもハーパーか。
…って、これも爆問の田中さんと予想が被ってるじゃん!www いや、別に他の予想家の方と印が一緒になるのは仕方がないとは思いますけど、純粋にオッズにパンチが足りない。ここはやはりちょっと捻って…。
■優駿牝馬(オークス)《GI》予想■
◎リバティアイランド 〇シンリョクカ ▲ハーパー
△イングランドアイズ △キタウイング △コナコースト
△ドゥアイズ △ライトクオンタム △ラヴェル
対抗はシンリョクカ。前走の桜花賞は出走も直前だったということで、仕上がりも中途半端でした。今回は目一杯に仕上げられましたし、サトノダイヤモンド産駒とくれば距離が伸びるのは明らかに有利。だいたい新馬戦から阪神JF2着というのは、実力がなければできない芸当だったりします。
その上でかっぱがれ的に強調しておきたいのは、新馬戦の内容。タイムこそ平凡(1:36.6)ですが、稍重の馬場を終い33.4秒の脚で走り、他馬を突き放していった破壊力は目を見張るものがありました。新馬戦と同じ舞台の府中に変わって“確変”の可能性は十分あると思います。極めて★に近い対抗と言っておきましょう。
あとは前述の通りハーパーと、桜花賞2着で鞍上レーンの乗り替わりが怖いコナコースト。ただ、このコナコーストをあえて対抗にしなかったのは、まさにその乗り替わりが引っかかったから。先週のヴィクトリアマイルでソダシがソングラインに負けたのも、この乗り替わりが因果だと思っているので。ありゃ、吉田隼なら勝ってましたよ…。
吉田隼といえば、今回騎乗する△ドゥアイズは桜花賞での自分の本命。距離伸びてようやく本領発揮の舞台が整った感じ。ちょっと「前がかりのところが出てきた」というコメントが気にはなりますが、正直ここで2着に来られたら悔しいしw
最後に書いておくと、だいたい他の予想を見ていると、「まぐれの逃げあり、まぐれの差しなし」の論調で、リバティアイランドより前に行く馬が人気になっているようですが、個人的には真逆だと思っています。
鞍上の川田がハープスターの失敗を意識しているとしたら、少し早めに仕掛けていく可能性が高い。だとすれば、そんなリバティアイランドを負かすとすれば、リバティの後ろからワンテンポ遅らせて仕掛ける馬のはず。もちろん川田の仕掛けがドンピシャなら、むしろ差し遅れとなる場合もありますが、どうせリバティに負けるなら…と、ギャンブルに出る騎手がいてもおかしくない。
特に思いあたった、そんな“曲者”みたいな騎手といえば…ここだと田辺なんですよね。ライトクオンタムは乗り替わりが吉となりそうな予感がします。あと横山典がいたら絶対買ってたけどなぁ。
馬連 ⑤-②⑨⑫⑯⑰⑱(6点)
馬単 ②⑰⑱-⑤(3点)
3連複 ⑤⑰-②③⑨⑫⑯⑰⑱ (7点)
さて、もうひと眠りしますかねw
なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!
いまだに先週のNHKマイルの負けを引きずっております。
本命をウンブライルのままにしておけば、3連複276.9倍が的中だったのに…。実は馬連もチョロっと流そうと思っていたので、こちらの129.9倍もパー。

「もし来たら悔しいから買っておくか」ってこんな複勝馬券を買っていたのですが…
こんな記念馬券買うくらいなら、馬連100円の流し馬券を買っておけばプラスにはなってたじゃないかよ!www振り返れば、確かに馬場はレース開始直前に稍重になったばかり。コンディションに関してあまりにも敏感になり過ぎたというか。府中造園課の能力が素晴らし過ぎたというか…。
自分で言うのもなんですが前日予想は完璧で、なんなら現在の武豊の追い込み能力に自分で疑義を訴えているのに、当日になってオオバンブルマイに本命を変更して、その通り3着で転覆というパーフェクトぶり。もはやこれは現代のイソップ童話と言ってもいいでしょう(大げさ)。
久しぶりに自分の異名が「かっぱがれ」であることをつくづく思い知らされました。自身としては「ディープ産駒は阪神2200は来ない」と喝破してたのに、なぜか唯一アカイイトだけをボックスから外していて、馬連518.7倍を取り逃がして血の涙を流した一昨年のエリ女以来の大禍根。
…もう一生、馬券変更なんかしないぞ、ボカァ。
* * * * * * * *
そんな傷も癒えぬままヴィクトリアマイル。このレースも先週ほどではないとはいえ、バリバリのG1馬が4頭出走するなど、なかなかの混戦模様。ポイントとなりそうな要素を書き出して、思考をまとめていきましょう。
【展開はどうなる?】
ハナを主張する馬もおらず、スローペースが予想されている今年のレース。ただ、個人的にはちょっと懐疑的。ソダシが大外に回ったことで、スタートで先行する際にある程度は勢いをつけないといけないはず。外国人騎手らしい強気な騎乗も見せるレーンが引くようにも思えません。そうなると、先行馬もそんなソダシをマークせねばならず、それなりの流れにはなると考えます。今年のNHKマイルの前半が58.4で、昨年のヴィクトリアマイルが58.0でしたが、それよりは少し早くなって、タフな展開になるのでは? 1200・1400mが得意な馬にとっては厳しい流れかと。
【馬場はどうなる?】
NHKマイルのこともあり、考えたくもないんですがw まあ、今日の降り方なんかを見ても、まとまった雨量になるとは思えず、先週くらいの悪化でとどまるのでは? 上記のような展開まで踏まえれば、無理に重馬場の得意そうな馬ではなく、切れ味鋭い脚を持つ地力のある馬を選んだ方が良さそう。
【牝馬のレースだから“ 荒れる”のか?】
原則として「牝馬のレースは荒れる」が前提で、普段は人気どころから買わないように考えるのですが、今年は[①G1戦線で安定した成績を上げてきた馬][②G2以下の重賞で健闘してきた馬][③1200・1400mの短距離路線で善戦してきた馬]と、レベルがはっきりと色分けされているように見えます。当然②③の馬が台頭してきた時に馬券は荒れるわけですが、今年の①は明らかに強力。「アーモンドアイとグランアレグリアが2頭以上いる」と考えたら、無理な穴狙いは禁物なのでは…?
…とまあ、つまんない結論に落ち着いちゃうんですけどね。
■ヴィクトリアマイル《GI》予想■
◎スターズオンアース 〇ナミュール ▲スタニングローズ
★サウンドビバーチェ △ソダシ △ソングライン
◎スターズオンアース、前走の大阪杯では故障明けの初戦で、絵に描いたような“負けて強し”の2着。強靭な末脚は明らかに出走メンバー中No.1であり、「エンジンのかかりが遅い」ということで心配の声も上がりますが、直線の長い府中でならその心配も無用でしょう。オークスのVTRを見てみてください。あんな豪脚を繰り出せる馬に1600も2400も関係ないでしょう。アーモンドアイがいい例。馬場悪化に関しても、先週のシャンパンカラーと同じドゥラメンテ産駒なら心配ご無用。人気どころなれど、ここはまず鉄板と見ます。
個人的にこの後のスターズオンアースのローテは、安田記念ではなく宝塚記念になるんじゃないかと予想しています。ゆったりした出走期間を作るためにヴィクトリアマイルを使ってきた気がして、そういう意味で“メイチの仕上げ”ではないかもしれません。しかし、なんならこの馬、イクイノックスともいい勝負ができますよ。ここは通過点でも、牝馬同士なら悠々勝てちゃうんじゃないかと思うんですよね。
さて、対抗にはG1馬ではないですが、ナミュールを抜擢。前走の東京新聞杯のタイムは1:31.8(2着)ですが、これはインディチャンプが繰り出した圧倒的タイムをさらに塗り替えたレースレコードです。昨年と比べて馬体や気性の成長は顕著となっており、直線の長い府中は明らかにこの馬向き。馬場はちょっと湿った方がいいくらいのハービンジャー産駒ですし、成長次第なら◎の逆転も可能かと思います。
ただ、ちょっと懸念してるのは、この東京新聞杯のタイムには、芝にバイアスがかかっている可能性があること。東京新聞杯と同日に開催されているゆきやなぎ賞(2400m)でも、レースレコードが飛び出しているんですね。東京新聞杯のウインカーネリアンの勝ち方が逃げ切りだったことまで考えると、あまり熱くならない方が賢明…? 正直、スターズオンアースとの一点勝負まで考えたのですが、ちょっとビビりましたw
さて、そこで▲スタニングローズ。中山記念が5着敗退で評価を落としていますが、牡馬の有力どころが揃ったレースでの0.2秒差なら、まだマシではないでしょうか。追い切りでも好調が伝えられていますし、ナミュールと同じ成長曲線を描いているとしたら、秋華賞のようにナミュールよりも先着を果たす可能性も。世間よりは上の評価で買い目を考えようかと思います。
★はサウンドビバーチェ。色々追い切りについての記事を読んでみたのですが、この馬だけ一様にして評価が高かったんですよ。昨年のクラシック戦線こそパッとしませんでしたが、紫苑Sでスタニングローズを退けた勝負根性こそ、この馬の真骨頂。先行馬の中でただ1頭内枠に入ったというのも明らかに有利です。阪神牝馬の勝利は決してフロックではありません。なんといっても、先週のシャンパンカラー、本命のスターズオンアースと同じドゥラメンテ産駒というのが、実は一番怖かったりしますしw
…と、ここまで見てお分かりでしょうか。すべて4歳馬なんですよね。今年の4歳牝馬世代は弱いと言われていますが、クラシック戦線で戦ってきた馬が故障したり、ローテが絞られているケースが多く、イメージでしかないと思っています。ここで巻き返す可能性は十分でしょう。
で、G1馬となる5歳馬の2頭、ソダシは大外枠と展開面、ソングラインは海外遠征帰りの体調が気になって、ホントはオミットまで考えました。しかし、昨年府中マイルを制覇した馬たちですし、今年そこまで衰えているようにも見えません。ヴィクトリアマイルはここ10年でも、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ、ストレイトガールなど、2年連続で入着するリピーターが多いレースですし、ここは元返し覚悟で買うことにします。
馬連 ②−③⑤⑥⑪⑯(5点)今、改めて今日の馬場状況を見たら、昨日あんなに降っていたのに、馬場は良馬場まで回復してるんですなぁ…。つくづく府中の造園課は恐ろしいw
なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!

なんだかんだでゴールデンウィークもあっという間にもう終わり。後は普通の週末を消化するだけ…とか考えちゃう性格、ホント損だと思うんですけど、どう思います?w
日程的に必ずGW最後の日曜日に開催されるNHKマイルカップ、連休最初の天皇賞と比べちゃって、なんとなく暗~いイメージになっちゃうのは自分だけなんでしょうか。おまけに今年は本来主役となるべき朝日杯FS組の馬が前哨戦で負けまくり。しかもその前哨戦もすべて雨絡みで、予想まで湿っぽくなるというか…。
まあ、いきなり文句ばかり書いちゃっててもしょうがない。ちゃっちゃと予想だけしちゃって、適当に残り少ないGWを楽しみましょうか。正直、今年のNHKマイルはあまり考えてもハズレる時はハズレるので、別のレースにきっちり時間とお金をかけて大枚ゲットを目指した方が、ギャンブラーとしては王道じゃないかと思いますけど。あー、身もふたもないw
* * * * * * * *
さて、今年のNHKマイルが難解というのは、各マスコミさんでも報道されてる通り。いつもの自分の予想スタンスとして、まずは前哨戦のレベルがいかほどなのか調べてみました。
ファルコンS 1:22.6 [重](過去12年で9位・最速1:21.0)
NZトロフィー 1:33.7 [稍重](過去20年で12位・最速1:32.9)
アーリントンC 1:33.9 [重](過去20年で3位・最速1:32.7)
事実としてはこんな感じ。重絡みなので評価は難しいですが、ハイレベルとは言い難いか。
ただしアーリントンCの最速タイム1:32.7はその昨年のダノンスコーピオンが叩き出した数字。重馬場で1.2秒違いますが、それでも過去3位なら昨年並みの評価が可能かもしれません。
そこにこんなデータをドン。
クイーンC 1:33.1 [稍重](過去20年で2位・最速1:32.5)桜花賞の予想の際にも触れましたが。稍重で最速タイムと0.6秒差ならNZトロフィーとあまり変わらない感じもしますが、1:32.5というタイムがズバ抜けているだけ(ちなみに2016年のメジャーエンブレム)で、1分33秒台自体を出した馬が他には4頭しかいないことを考えると、やはりハイレベルだったと思うのです。
実際、結果として、クイーンCで1,2着だったハーパーとドゥアイズが桜花賞では4,5着。クラシック戦線でそれなりのレベルを有していたことが証明されています。
てか、もうこんな回りくどいことしなくても、下記のデータを見りゃ一目瞭然なんですよね。
阪神JF 1:33.1
朝日杯FS 1:33.9
昨年の2歳G1、牝馬と牡馬のタイムが逆転してるわけなんですよ。リバティアイランドのレベルが傑出してるのは確かでも、上位6頭まで朝日杯のタイムを上回っていたことまで考えると、不確定要素が多い中でも、今年の牝馬はかなりハイレベルな可能性があるんじゃないかと思う次第でして。
■NHKマイルカップ《GI》予想■
◎ウンブライル 〇モリアーナ ▲オオバンブルマイ
★ナヴォーナ △エエヤン △カルロヴェローチェ
△シャンパンカラー △セッション
△ダノンタッチダウン △ドルチェモア 本命はウンブライル。「クイーンCを引き合いに出すなら、最先着のモリアーナじゃないのか?」という話もあるでしょうが…。この馬、ここ2戦ルメールが騎乗していたんですが、クイーンCで思いっきり「ズブい!」と断言されw、ブリンカーを装着してNZトロフィーで2着になったという過去があります。その際の評価は「馬体はまだ緩いけど、まだまだよくなる」というもの。ルメールの英才教育を施されてきた馬が、ルメール不在の今、G1奪取…とか、趣深いシナリオだと思いません?
〇モリアーナは前走のNZトロフィーでは4着で案外な結果。ただしこれも騎乗の武藤騎手が「外枠となり脚がためられなかった」とコメントしており、今回の内枠ゲットと横山典の乗り替わり効果で激走が期待できるのでは。散々混戦と煽られて、終わってみたら牝馬決着&G1初の父子ワンツー…なんかドラマチックじゃないですかw
出走馬に先行馬が多く、府中らしい差し馬決着になると考えれば、やはりオオバンブルマイは切れません。個人的に今の武豊は年齢もあって差し馬系はマイナスだと勝手に思っていて、別の騎手なら本命も…とは考えたんですけどね。
そしてアッと驚け、★には1勝馬のナヴォーナ。今年の出走メンバーを“低レベル”と評価するのであれば、1勝馬の台頭まで考えないといけないでしょう。新馬戦の上がり33.2秒はなかなか非凡。差し決着と読むのなら、なおさら買わずにはいられません。
人気になっていて逆に少し評価を下げたのがカルロヴェローチェ。ファルコンSの脚は見事でしたが、先にも書いたとおりファルコンSのレベルに「?」がついて、さらに入れ込み癖があるというのにこの人気では、ちょっとリスクが高いです。あとドルチェモア。ここで三浦皇成の初G1奪取というシナリオは、ロマン派としては望むところなのですが、脚質的にも展開が向かなそう。ダノンタッチダウンは昨年のダノンスコーピオンと同様の大外枠で、何やら因縁を感じさせますが、皐月賞の負け方や、その際の川田騎手の投げやりなコメントを見るに積極的には買えません。まあ、全部連下にはしておきますが…今回逆神馬券が炸裂するとしたら、この辺ですかねw
単勝 ③
馬連 ②③⑩BOX(3点)
3連複 ②③⑨⑩−②③⑥⑧⑨⑩⑪⑬⑮⑱(40点) 最初に「別のレースにきっちり時間とお金をかけて大枚ゲット」と書きましたけど、混戦となると当然それぞれのオッズが上がるんで、なんだかんだ買いたくなっちゃうんですよねぇ。買い目も増えちゃうし、結局は大敗…って、もうそんな未来はイヤーッ!
…こんなことばっかり考える性格、つくづく損だと思うんですけど、どう思います?w
なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!

ゴールデンウィークに突入致しましたなぁ。
まあ、今年に関しては4月の休みは土日だけですし、5/1~2は普通にお仕事なので、全然連休の感覚はないわけですが。
毎年、この時期になると関西近辺に旅行へ出かけ、天皇賞を生観戦するのが常だったのですが、今年は上記のような日程の都合もあるし、コロナ禍明けで多くの旅行客が殺到するなんて話も聞いちゃってる。結局、今年の天皇賞観戦はキッパリあきらめました(3月に静岡、4月に長野・金沢へと旅行に出かけたのはその代替)。
思えば、自分が初めてGWに遠征競馬へと出かけたのは、まさに30年前のことです。
1993年5月3日開催の新日本プロレス福岡ドーム大会でハルク・ホーガンvs グレート・ムタがあり、「こんなアメリカでも見られないカードが日本で見られるなんて!」と大興奮。5月1日の夜に東京駅発の「大垣夜行」、翌日の2日夜には京都駅から「ムーンライト九州」という二日連続深夜の快速電車に乗り込んで博多へと向かいました。GWということで車内は大混雑で座席には座れず、二日間とも連結部分のデッキに体育座りでウツラウツラ…。いろんな意味で、もうこんな旅行はできないと思いますがw
で、遠征競馬はその旅の途中でのこと。大垣行から東海道線でそのまま京都へと立ち寄り、朝食兼昼食の「海鮮ばらちらし弁当」を京都駅地下街の「京樽」で購入してから、京都競馬場へと向かったのです。
京都で初めて食べた弁当が「京樽」とか、あまりにも無知で恥ずかしくなりますが、競馬場の芝生で食べていたら、隣りのおばちゃんから「何それ?どこで売ってんの?」と声をかけられ、なんか無性に嬉しかった記憶がw
今のウマ娘世代には想像もつかないでしょうけど、当時の競馬は関東は関東、関西は関西と分けられていて、異なるブロックの馬券が買えたのは重賞だけでした。自分が立ち寄った際のメインは、天皇賞ではなくて「オーストラリアトロフィー」というオープン特別。平場とはいえ、普段東京では買えない馬券に高揚感を覚えたり。
馬券の収支は、メイン前の「メルボルントロフィー」で圧倒的1番人気のナリタチカラと伏兵グリーマンの馬連28.2倍をゲットするなどして見事にプラス。「帰りの新幹線代ができた」と素直に喜びましたねぇ。てか、「じゃあ当日そのまま新幹線に乗って博多へ向かえよ」って、30年後になった今になって思いますがw
ちなみに当日の「オーストラリアトロフィー」で勝った馬の名前はウィンザーモレノ。“モレノ”とは90年F1日本グランプリで同僚のネルソン・ピケとともにワンツーフィニッシュ(2位)を果たしたロベルト・モレノが由来の名前です(たぶん)。つくづく時代を感じるとともに、30年経っても変わらず好きなジャンルで彩られる旅の思い出のひとつとして、なかなか感慨深いものがあります。
…おじさんのどうでもいい旅行話はこの辺にしてw 生観戦はあきらめたとはいえ、春天はダービー、JC、有馬記念と同じくらい力の入るレース。今年も通常の倍額を突っ込んで大勝負へといこうかと思っております。
* * * * * * * *
そこでやはりポイントになるのはタイトルホルダーの評価になるわけですけど。
最初に断っておきますが、自分が今現役馬で一番好きな馬はタイトルホルダーです。菊花賞以降の出走するG1レースはすべて単勝馬券を購入して、菊花賞、天皇賞、宝塚記念で勝利してますし、日経賞も2年連続で美味しくいただきました。まあ、2年連続有馬記念でホゲェってなってるけどw
その上で、何度かブログでも書いていますが、タイトルホルダーは近年まれにみる“急坂巧者”と思っています。過去の阪神や中山で勝ったレースを見てみてください。坂を上がるあたりから、馬を大きく引き離しているんですよね。
そこで問題なのが、この京都競馬場のコースレイアウトです。坂があるのは阪神や中山と異なり向正面。最後の直線は坂を下って一気に駆け降りる…という形になります。
なので、タイトルホルダーがこの京都コースを攻略しようと思うのなら、個人的にはいつものように直線ではなく、向正面の坂上からロングスパートをかけて、大きなリードを保ったまま逃げ切る戦法しかないと思うのですが、世の中の論調は“坂下からのスパートで突き放す”といったもの。もし、ヤネの横山和生までそんなことを考えているようなら、それはちょっと“罠”なんじゃないかと。
さらにここ数年でつくづく思うのが、ディープ産駒の見違えるような“進化”です。古馬の長距離戦線では活躍の少なかったこの産駒が、昨年のタイトルホルダー以前にはフィエールマン、ワールドプレミアで3連覇しているという事実に改めて驚きます。
坂下から駆け降りた際の“斬れ味”が求められる京都コースでは、進化したディープ産駒にとって、やはり大きく有利なんじゃないかと思うわけです。
■天皇賞(春)《GI》予想■
◎ジャスティンパレス 〇タイトルホルダー ▲アスクビクターモア
★ブレークアップ △ディアスティマ △ディープモンスター
△トーセンカンビーナ △ボルドグフーシュということで、本命はジャスティンパレス。前走の阪神大賞典、決していい仕上がりとは言えなかった状態であの鮮やかな勝ち方。さらに言うと、この馬を積極的に評価したいのは、中京で開催された神戸新聞杯の内容。阪神コースも克服をしていますが、あのレースを見るにこの馬がベストパフォーマンスを決められるのは直線が平坦なコース。最内枠というのも恵まれましたし、多少の距離不安もルメールの腕で克服は可能ではないかと。
基本はタイトルホルダーとジャスティンパレスの一点勝負という見解なんですが、“斬れ味”勝負となるとタイトルホルダーのよもやの着外しまで想像せざるを得ないわけで。まあ、タイトルホルダーが絡まなければ大概のオッズはつくし、少し買い目を広げておこうと思った次第。
とにかく、京都変わりで一変がありそうなディープ産駒。アスクビクターモアは本命までと脳裏によぎりましたが、この馬はディープ産駒らしからぬ“持続力”が持ち味で、ジャスティンパレスとは真逆です。淀の3200mなら▲評価までで。
★はブレークアップ。東京と京都の相関関係はよく知られているところですが、前走の阪神大賞典を見ても、この馬は直線に坂のある阪神よりも京都の方がいい脚を使いそう。少なくてもボルドグフーシュよりは上の着順になるのでは…?
で、有力どころのディープボンドはオミット。有馬、阪神大賞典と見て、全盛期はすでに過ぎてしまった感。昨年の“カラ馬2着”のインパクトが大きいシルヴァーソニックも本当は抑えておきたいところですが、こちらも阪神向きかと思い、泣く泣く切らせてもらいました。
単勝 ①
馬連 ①-②③⑥⑧⑪⑫⑬(7点)
まあ本当に個人的な気持ちなんですけど、タイトルホルダーはここで負けて、宝塚記念で人気の下がったところをドカンと買いたいんですな。そんなことを言ってる奴のどこが「現役馬で一番好き」とほざくのか(^◇^;)
とりあえず勝ち負けは関係なく、罪滅ぼしにタイトルホルダーの単勝は少額買おうと思っております…許せ、タイトルホルダーw
なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!
今回は実に競馬予想記事的なマクラから入りますが。
皆さんが一番心に残っている皐月賞のレースっていつでしょうか?圧勝でレコード勝ちしながら、まったく息切れもせず、ケロリとしていた
ナリタブライアンの94年。
まさかの先行逃げ切りで、当時としてはG1史上最高金額となる馬連払い戻しの立役者となった
サニーブライアンの97年。
五十嵐冬樹の駆る地方の怪物・コスモバルクを寄せ付けずに押し切った
ダイワメジャーの04年。
ムチも入れずに中山の直線を突き抜けて、三冠馬の登場を確信させた
ディープインパクトの05年。
田中勝春のG1勝利というだけでなんか印象が強烈な
ヴィクトリーの07年(笑)。
今や代名詞の“岩田のイン突き”を初めて世に知らしめた
ヴィクトワールピサの10年。
サトノダイヤモンド、リオンディーズら“4強”を一気にまくってみせた
ディーマジェスティの16年。
俊英・横山武史の初G1勝利がコロナ禍で人出疎らな中山スタンドを沸騰させた
エフフォーリアの21年――。
あくまで私感なんで、ちょっと偏った取り上げ方については大目に見てもらってw
そんな皐月賞の中でも、自分が一番好きな皐月賞ってこれなんですな。
直線に入って突然、他馬とは関係なく外側へと大きく膨らんだ…いや、もうそんな表現では言い表せないほどコース内側から中央へと躍り出たドゥラメンテ。一瞬何事かと思いきや、あっという間に大外から他馬をごぼう抜き。吉田伸男アナの
「これほどまでに強いのか…ドゥラメンテ!」という名実況は、自分が好きな競馬ロマンがギュッと凝縮されているように思えて、見るといつも泣いてしまいます。
この皐月賞、自分は後楽園WINSで見ていたのですが、ドゥラメンテがコース中央に飛び出した瞬間、バックにマンガのような集中線と「ジャーン!」という擬音が自分には見えました。ヒーロー爆誕とはまさにこのこと。このシーンをちゃんと映していないバージョンでアーカイブしているJRA版は本当クソかとw
そういう自分なので、今年の皐月賞の予想はどうしたってこうなっちゃうんですな。
■皐月賞《GI》予想■
◎タッチウッド 〇ベラジオオペラ ▲ファントムシーフ
△シャザーン △ソールオリエンス
△タスティエーラ △フリームファクシ
ドゥラメンテ産駒がお父さんと同じ共同通信杯2着からの参戦、しかもお父さん同様のクセ馬ぶり。さらに2015年の皐月賞に出走していたキタサンブラック(ソールオリエンス)、サトノクラウン(タスティエーラ)産駒の馬が参戦とくれば、もうこれだけで理屈抜きに買っちゃいますよ、そりゃw
いや、まったく理屈がないわけではなくて。
前走の共同通信杯のタイム、ここ数年の前半3ハロンのラップと一緒にご覧ください。
2023年 12.9ー11.1ー11.3 1:47.0 ファントムシーフ
2022年 12.7ー11.3ー12.1 1:47.9 ダノンベルーガ
2021年 13.0ー11.8ー12.6 1:47.6 エフフォーリア
2019年 13.1ー11.7ー12.3 1:46.8 ダノンキングリー
(20年は稍重なので除外)
一応、すべてスローペースということになっていますが、今年に関してはちょっと質の違うことがわかります。最初の200mだけスローペースにはなっていますが、出遅れたタッチウッドが猛然と先行集団に追いつこうとしたためか、2、3ハロン目が異常に早いのです。タッチウッドが先頭に立った途端ペースが落ちてスローペースになったのでしょうが、そんな過酷な展開でも2着に残るとか、地力がどれだけあるんでしょうか。
というか、共同通信杯の上位4頭がすべて先行して残っているのでスローペースに見えるのかもしれませんが、タッチウッドと一緒に先行争いをしたキョウエイブリッサは11着と大敗しています。たまたま上位4頭が強かっただけで、共同通信杯自体はかなり厳しいレース展開だった可能性があるんではないかと。勝ち馬のファントムシーフよりもポテンシャルはとんでもなく高いかもしれませんよ。
他にも、先週桜花賞を圧勝したリバティアイランドに続く2週連続ドゥラメンテ産駒だとか、ライトクオンタムと見せかけて1週ズレての武豊騎手・武幸四郎厩舎の兄弟制覇だとか、大阪杯を勝ったジャックドールと同じ逃げ馬に武豊騎乗とか、共同通信杯2着の他にも妙にドラマとして伏線が多いんですよね。日頃“ロマン派”を自認するこの私が、タッチウッド以外の馬券を買うことなどできませんw
さて、そういうことならば、ファントムシーフが対抗でもいいはずなんですが、ちょっと不安なのが当日の馬場状況。本日の重馬場だった状況を見るに、明日の皐月賞でもパンパンの良馬場は到底望めません。パワーの必要な馬場が得意のハービンジャー産駒なのであっさり克服する可能性もありますが、ルメール人気もあるし盤石とは言い難い。
それなら稍重のスプリングSを完勝したべラジオオペラの方を上に取ってみようかと。本格化しないまま3連勝というポテンシャルに加え、クセ者で中山巧者の田辺騎手に乗り替わりというのは、かなり面白いと思うんですよね。
逆に少し狙いを下げたいのは、少頭数の競馬でしか勝ったことがないソールオリエンスとフリームファクシ。先週のライトクオンタムを見れば分かる通り、頭数の少ない競馬で圧勝していても、多頭数では馬込みを出てこれずに惨敗というケースがよくあります。それならば、12頭立ての重馬場でのレースを最高上がりで勝っているシャザーンの方がよっぽど面白いかもしれません。
単勝 ⑯
馬連 ⑯-①⑤⑦⑪⑭⑮(6点)
3連単 ⑯-⑦⑭⑮-①⑤⑦⑪⑭⑮(15点)
⑦⑭⑮-⑯-①⑤⑦⑪⑭⑮(15点)
* * * * * * * *
そんなわけで、この予想は信州・金沢旅行の新幹線の中で書いているわけですが。


意外と散財しちゃったから、この皐月賞当たらなかった大ピンチ到来ですよーん。
ユタカ先輩、たまには俺が馬券を買った時にも来てくださいー!(自業自得)
当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!
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