いつものように、プロレスファンにしか理解できない話題をば。
先日、旧知のプロレスファンA君と飲んでいた際、こんな会話になりました。
A「この間、世界最強タッグの決勝を観戦したんですけどね」
かっぱがれ「宮原&青柳組が優勝したやつ?」
A「そう。せっかくそんなヤングチームが優勝してるのに、いまだにかかってる曲が『オリンピア』で、客出しの曲が山下達郎の『クリスマスイブ』なんですよ」
かっぱがれ「ああ…確かになぁ。『オリンピア』も『クリスマスイブ』も、俺が中学生の頃の歌だもんなぁ。35年以上前か…」
A「2曲とも名曲なのはわかりますけど、新日本プロレスで言えば、猪木がメインでやってた頃のテレ朝スポーツテーマ曲をいまだに流してるようなもんでしょw いくらなんでも、そろそろアップデートしないといけないと思うんですけど」この会話をしていて、下記の記事を思い出したんです。
Nakajin:クリスマスソングは、DNAに刻まれるレベルに親しまれている名曲がいくつかあって、しかも何年も更新されてないじゃないですか。そこにあえて挑んでいくには、並々ならない覚悟が必要なのは、きっとどの世代のミュージシャンも感じていると思う。
Fukase:でも、もう逃げてちゃダメなんじゃないかって覚悟を決めたんですよね。10周年のこの時期に主題歌の話をいただけたのも、クリスマスソングというポップソングの究極のテーマに向き合えるいいチャンスだったんだと思う。
別に「山下達郎の『クリスマスイブ』は歴史に残る名曲である」ということを言いたいわけじゃなくてw
昭和歌謡がブームになったりとか、30年以上前の曲やマンガが現代でも中心に展開されているのって、人口の一番多い世代が若い頃に消費してきたのがその時代のコンテンツで、ビジネスとして今でも成立してるからだと思っていました。しかし、それ以外にも、今の若い人たちがその世代をリスペクトしすぎてる部分もある…ということに気づいたというか。
過去を超えるとか超えないとか、考えなくてもいいんです。昔のコンテンツはほっとけば必ず忘れられるものです。「いい作品は残る」といっても、それは本当に一握りのはずで。
今から30数年前、“ハナ肇とクレイジーキャッツ”のリバイバルブームが起こりました。若い人は知らない人も多いでしょう。60年代~70年代に日本中を笑いの渦に巻き込んだ、ドリフの先駆者的グループです。自分はまったく世代としては被りませんが、クレイジーの曲が大好きで、今でもちょくちょくiPhoneで植木等さんのC調ボーカルをゴキゲンに聴いていたりします。
しかし、今ではメディアでほとんど語られることがありません。なぜか?
――クレイジーを語る世代がメディア側でほとんどいなくなったからです。
結局、コンテンツに必要なものは“同時代性”なんだと思います。「歌謡曲は時代の合わせ鏡」なんて古い言葉もありますが、その時代にマッチしたいい曲・いい作品を作っていけば、おのずと過去を超えるものが出てくるはずなわけで。
だから、世界最強タッグでも、もう「オリンピア」や「クリスマスイブ」も流すのはやめて、最近の10~20代が聴くアーティストの曲を使えばいいんですよ。Official髭男dismでも米津玄師でもKing Gnuでもいい。リングに上がってるレスラーが若いんですから、俺たちみたいなアラフィフ客なんてほっときゃいい(その点、PPVイベントごとにテーマ曲を選ぶWWEはさすがというか)。
「80~90年代のカルチャーは良かった」と主張しすぎる40歳以上の世代と、それを認めてしまう30歳以下の世代。なんか歪んでる気がしてしょうがないんですよね。文化の退廃…とまで言ったら大げさですかね?
…って、「鬼滅の刃」よりも「北斗の拳」のほうが面白いと思ってしまう自分に、そんな説教なんか言われたくないんだろうけどなぁw* * * * * * * *
お待たせしました、阪神JF予想をドン。
■阪神ジュベナイルフィリーズ《GI》予想■
◎オパールムーン 〇ソダシ ▲インフィナイト
★ユーバーレーベン △エイシンヒテン △サトノレイナス
△ジェラルディーナ △ポールネイロン △メイケイエールオパールムーンについては、前走のファンタジーSのVTRをとにかく見て欲しい。スタート出遅れて、直線に入っても絶望的な最後方。そこから信じられないような脚を使って2着に食い込んでいるのです。上がりタイム実に33.5。次に上がりの早かった馬でも34.2ですから、まさに引退したアーモンドアイのような“異次元”の追い込みです。2着だったということで、あまり目立った人気のないのがまたいいところ。“ポツン”得意の横山典騎乗はいいんだか悪いんだかわかりませんが、まあ実績はあるということで。波乱期待の◎。
逆にファンタジーSを勝った
メイケイエールは、勝ち方を見るに1600mは長いような気がするんですよねぇ。武豊だし印は回しておきますが…。
ちなみに
ソダシ。本来は抜けた1番人気になってよさそうなものなのに、
サトノレイナスや
インフィナイトへと印が流れていて、むしろオイシイ気が。昨年のようなパンパンの超速馬場ならまだわかりませんが、今年は連続開催でほどよく荒れており、クロフネ産駒のソダシには好都合だと思うんですけどねぇ。
★はそのソダシと札幌2歳Sで好勝負を演じた
ユーバーレーベン。前走は案外でしたが、それが気性の問題とするなら今回は走っても不思議じゃない? うまく輸送をクリアしてくれることを期待して。
今のところの買い目。
単勝 ⑫
馬連 ⑫-③⑥⑦⑪⑭⑮⑯⑱
⑥-⑪
3連複 ⑥⑫-③⑦⑪⑭⑮⑯⑱
⑪⑫-③⑦⑭⑮⑯⑱ポールネイロンや
エイシンヒテンが逃げ残るとかなり配当的にはオイシイけど、ソダシも前に行く以上ペースは遅くならないだろうからなぁ。あまり早過ぎちゃうとソダシもタレちゃうだろうし。
* * * * * * * *
よく「日本の最強馬ベストテン」なんて企画があるけど、これも“同時代性”で選ばれるものであって、本当の強さなんてわからないと思うんですよ。
といっても、アーモンドアイの9冠ドラマを特に広げもせずに、名馬といえばオグリギャップの話題をメディアはこれからもする可能性があるわけでw
常に目の前でアップデートされる最強馬の情報をインプットすると同時に、過去の名馬へのリスペクトも忘れない。そんな競馬ファンでありたいと思います…。
なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!
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