テレビで「孤独のグルメ」を見ていて、ぼんやりと思ったのですが。
井之頭五郎を演じる松重豊さんは、毎回毎回美味しそうにその土地土地のグルメ料理を食べていますが、当然あれは、普段と同じように食べているわけではありません。
視聴者に「美味しそう」と思わせるように、表情を変え、料理を取る手の角度を考え、体全体で表現をしています。
よく俳優が演技で目指す目標に「リアルを追求する」なんて言葉があります。
これも、別に「ありのままの現実を見せること」が演技じゃないですよね。
「まるで現実のように見せること」が演技なのです。
…当たり前ですな。それがプロのアクターの1の1。
でもこれって、麻雀プロも一緒だと思うんですよ。
別に、「対局中に苦しんで打っているようになフリをしろ」とか、「見てるファンが楽しめるように打ち筋を曲げろ」とか、短絡的なことを言ってるんじゃありませんよw
松重豊さんなど一流の俳優は、常にカメラの向こうにいる視聴者を気にしています。
気にしているから、様々なプランを考えて演技をする。
麻雀プロもそう。対局中に背負うのは、自分のことだけじゃありません。
その闘牌を見ている、麻雀ファン全体を意識しなければいけません。
そう考えたら、不思議な摸打とか自分勝手な仕掛けは普通できなくなりますよね。
これは、対局中に限った話でもありません。
「麻雀プロ」を名乗って活動しているのなら、ファンの抱く幻想を壊さないような言動や行動をしなければならないのです。
「麻雀」自体に対しての「愚痴」なら、個性にもなりましょう。
しかし、「麻雀プロとしての活動」に対して、言い訳や愚痴をわざわざ公にしなくったっていいじゃないですか?
麻雀プロは麻雀プロ。
会費を払ってリーグ戦を打つこと=麻雀プロと思ってる人が、どうもこの業界には多すぎる気がします。
まあ、選手というより、結局は団体自体が選手が持つ「プロ意識」について、どう考えているかだとも思いますが…。
中途半端になっちゃったけど、タイムアップ。
また、気が向いたら続きを書きます。
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