皆さんは運命を信じますか?
麻雀界ではすっかり流れ論も否定されつつありますが、人生に関しては流れ論もありのような気がしている私。
その辺に関しては、
バビィこと馬場裕一さんの影響をモロに受けてます。
かつてバビィは、原稿を書くために毎月竹書房に来て、何日も缶詰になってる時期がありました。
ある日、自分が担当だったので、いつものようにバビィが来社するのを待っていたけれど、いつまで経っても現れない。
締め切りはもうすぐそこ。さすがに焦って電話をすると…。
「だってさぁ、今日そっちに行く時に、
駅の自動改札の扉が勝手に閉まっちゃうし、
竹書房のエレベーターも、自分が着いた途端に閉まって上に上がっていっちゃうんだもん。ツイてない流れの時は、家でジッとしてた方がいいんだよ、秋くん」
「は、はぁ…」
「だから、今は家」「納得できるかぁぁぁぁぁ!」まあ、前置きが長くなりましたがw
今日も今日とて、裏方として誰にも評価されない一人きりの闘いを会社でぶちかまし、疲弊して、さあ帰宅の時間。
まっすぐ帰りたいような、一杯引っ掛けてから帰りたいような。
お金を無駄に使う余裕もないしなぁ…と、意を決して、飯田橋で有楽町線に乗り込んだわけなんですが。
車両に乗り込むと、何故かポッカリと空く前方スペース。
イヤな予感がして、iPhoneを見るのにうつむいていた顔をおもむろに上げてみると…ああ、やっぱりそこには、
カクタス・ジャックによく似た、レゲエでシャバダバダな無限の住人。途端に香る甘酸っぱい香り。ああ、これが初恋の…ってなるかい。三田寛子と村下孝蔵に謝れ、俺。
たまらず一駅目の江戸川橋で途中下車。
単純にそのまま車両を変えればいいんだけど、そこまで露骨なことはしたくないし…。
とか考えてると、もたげてくるんですよねぇ、流れ論。
「こりゃ、江戸川橋で少し飲んでけって、神のお告げじゃん!」そんなわけで。

今はほろ酔い気分で再び有楽町線の中。
自分でも鼻につく豚刺3点盛りのニンニクと生姜の匂い。
さっきの1時間前のカクタス・ジャックは今の俺ではないのか?と。運命とは、かくも皮肉に満ちているのであります。
(単純に酔っているのでオチは適当w)
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