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かっぱがれ編集・秋のへっぽこギャンブル日記

基本はギャンブル日記だけど、まあ趣くままにてきとーに。

バルンガ・ハンバーグ

ベッドの名札。 

いてて。
昨日、26日の話。

手術まで特に説明を聞くくらいで特に何もすることなく、適当にぶらぶらしているうちに時間が過ぎ、手術の時間である14時半に。

看護師「秋さーん、それじゃ手術しますんで、手術室に移動しましょー」

はーい。
歩いて向かった手術室の前室(?)では、まさにオペ直後の患者さんが辛そうにベッドで横たわっていたり、術前なのかぼんやりとイスの上に体育座りで待つ子供がいたり、なんとも不安を掻き立てる状況

とかしてると、実際に患部を診てもらった女医さんと、その師匠筋と思われる米倉斉加年似の男性先生の二人が。モランボン。 
手術室に入ると、助手や麻酔科の先生もいて計4人のチーム。ガラス越しにもう1~2人いたような気もするけど。

ベッドでうつぶせになり、点滴をブスッ。
心電計や血圧計も装着されて、さあ手術開始。

米倉「うわぁ、結構育ってるね…こりゃ年代物だぁ」

麻酔を打って、背中を開くや、年配の医者が一言。
え、そこまですごい奴なの?

米倉「うわ、ここも絡まってるな」
女医「ここはどうですか」
米倉「そうだねぇ、雰囲気的にはここじゃないか?」

雰囲気ってなに!?w(゚д゚lll)
局部麻酔なのでいろいろ二人の会話が聞こえてくるんですが、どうもちょっと大変そう。

「痛いと思ったら言ってくださいね」

はいはい。まあ、歯医者でもね、そんなこと言われますけど、大抵は我慢が…我慢が…が…がが…。

私「い!?いてててっ!!」
米倉「ここ痛い?麻酔!」
女医「はいっ!」

例えると、指の爪の間に針を刺されるようなあの感覚。
どうも範囲が広すぎて、麻酔が切り取る患部全部に行き渡っていないようなのです。

そんな状況なので、医師もまったくの手探りな状態。恐る恐る患部を切りつつ、自分が「痛いっ!」と叫んだらそこに麻酔を打つという、非常に大変な手術に…。

「いて「麻酔」「いてっ!」「麻酔!」「イッ!」「麻酔…」「テテッ!」「麻酔ッ」「あへっ」「麻酔!!」……

冗談抜きで、何十本麻酔を打たれたかわかりません。
麻酔を打つ度に、隣の麻酔科の先生が相槌を入れるのですが、終いには数が足りなくなって補充するとかw

米倉「これ、おそらくできてから5年くらい経ってますよ。気づきませんでしたか?」

と言われても、以前ブログにも書いた通り、気づいたのは12月中旬。
思いあたりがあるとすれば…。

私「自分、4年前に91キロ体重があったのを74キロまでダイエットしたんですよ。もしかしたら、脂肪に埋もれていて、気づかなかったのかも…イテテ」
米倉「麻酔!…ああ、そうなんですか。それはあるかもしれませんねぇ」
「あっ!じゃあ、この脂肪腫切ったら、1キロくらい体重やせたりとか!」
米倉「それはないです(キッパリ)

ちぇっwww

女医「何度も痛い思いをさせてしまって申し訳ありませんね。もうすぐ生まれますよ~」

おぎゃー…というわけで(ホントに先生たちは言っていたw)、切除完了。

ちなみに、この脂肪腫という病気。
簡単に言うと、皮膚の下にある脂肪の膜に老廃物が溜まり、水風船のようにコロコロ膨らむ感じなのですが、どうやら他の種類もあるらしく、

米倉「秋さんの奴はですねぇ、繊維質でできてる奴なんですよ。それが筋膜に絡んで、かなり深いところにまで入り込んでいました。見てみますか?」

と、容器に入れられたブツをのぞいてみると、水風船というよりは、まるでウルトラQに出てきたバルンガのような形状。

バルンガ。
▲こんなやつwww

これがなんと200~300gくらいあったらしい。

女医「ホントにハンバーグみたいですよ
私「…今日の夕食はこれを調理してください」

しょーもないギャグがすべったところで、オペは終了。
本来は1時間くらいで終わるはずの治療が、2時間半の大手術でした。


さて、とりあえず車椅子で病室に戻り、患部の痛みと点滴のわずらわしさに閉口してると、やっぱり手術をしていた隣のベッドの患者さんが戻ってきました。

「うおぉぉぉ、ちくしょぉぉぉぉ、しびれるぞぉぉぉ!おかしいだろぉぉっ!」

なんだなんだの大絶叫。
隣の人はどうやら右足の腓骨骨折。極楽とんぼの加藤浩次さんも言っていましたが、全身麻酔で筋肉を切断するなど本当に大手術なんで、大変な痛みを伴うらしいのです。
アスリート然とした立派な体格の人なのに、大げさな表現じゃなくて本当にのたうち回ってる。

患者「体が震えてきた…痛み止めを…」
医者「さっき打っちゃったんで…3時間は我慢してください!」
患者「うわぁぁぁぁ!」

暴れる隣人。。。
自分なんて痛いのは一瞬だったもんなぁ…(って、その一瞬が何十回もあったんだけど

自分の痛みがわかったからこそ、他人の痛みがわかるときがある。

隣りがうんうん唸って寝れない中(あとで聞いたら、叫んでた記憶がないんだって)、 冷静にロキソニンを飲んで、痛みに耐える自分がそこにいたという。



翌朝。

米倉「うん、出血が止まってないね♪」
女医「退院、延びちゃうと思います」



…ひー( TДT)





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コメント

いやー、読むだけで痛そー……。
でも、退院を延ばしてくれるなんて、なんて良心的な病院なんでしょうか…、いやマジで(笑)。

米倉涼子似の医者だったらよかったのにねえ…。
入院生活、楽しんでください~。
2012/01/27(金) 18:03:30 | URL | ちぇろ  [編集]
ありがとうございますv-290

まあ、さすがに血が止まらない状況で退院させるわけにはいかないんでしょうね。
このままだと、間違いなく布団が血の海なんでw

まあ、延びるといっても数日だと思うんで、気楽に構えてますわw

2012/01/28(土) 20:22:28 | URL | 編集・秋  [編集]
ありゃ、入院してる!
病室で競馬をやってる人はあんまり見ないね(笑)
大事にはいたらなそうでなによりです。
2012/01/29(日) 13:06:00 | URL | Taro Mizuki  [編集]
あけましておめでとうw

大事ではないと思ってるので、かなり自由気ままにやらせてもらってるんだけど、確かに看護師にはかなり蔑んだ目で見られてる気がしますv-394
2012/01/29(日) 16:46:35 | URL | 編集・秋  [編集]

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プロフィール

編集・秋

Author:編集・秋
年齢:昭和44年生まれの53歳。
   ゴミのような人生。
   五味龍太郎のような人生
   ではない。
職業:「近代麻雀」等、元(涙)編集
趣味:ギャンブル(競馬・麻雀等)
   プロレス・F1観戦、お城の
   旅行、坂道グループ鑑賞
   ほかいろいろ
貯金:マイナス100万
   (助けて…)
ギャンブルの負け金:約1800万(減らんなぁ…)
座右の銘:ワルツにはワルツを、ジルバにはジルバを
(byニック・ボックウインクル)

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