いや~、ホント久しぶりに見ますTVドラマ。
ホントは「JIN-仁-」を見たくて見たくて仕方ないんだけど、第1話を見逃して、タイミングを逸しちゃったのよぉ。
これは後でアレして見ようと思ってるんで、それはまた次の機会として。
今回はその「JIN-仁-」の裏番組となる坂上田村麻呂のお話を…。
ダミー(以下D)「それじゃ蝦夷を征伐しちゃうだろ!」
うーん、高尚。(どこがだよ)
さて、そんなブロスなネタをほざいてからで説得力もありませんがw、私はあまり「司馬史観」というものについて信用しておりません。
一部の学者が言うように、司馬遼太郎という大家とはいえ、結局は歴史研究家というより小説家の類であり、読み物(エンターテイナー)として、作品には何がしかの創作や演出が含まれているわけで。
別にシバリョーだからというわけじゃなくて、過去を振り返ればみんなそう。
歴史というのは勝者がこしらえてきた事実の記録(しかもウソや脚色もありw)でしかなく、実は教科書に書いてあるはずの歴史も虚構のものが数知れずあります。
(江戸時代に書かれた講談物が、そのまま日本の歴史として受け継がれていたりとか。長篠の戦いの三段連射も、実はスポコンマンガの「秘密兵器」的演出にすぎないわけでw)
つまり、生業として物書きをしている以上、「面白いと思って書いただけだから、サーセンw」な部分もホントはあるわけで、読む方も「んなこたぁないwwwww」と構えておけばいいんじゃないかしらと。
一方的な「司馬史観」への盲信は、単なる思考停止にすぎない。まず、疑えと。
歴史は、受け取る側の知性も求められるんです。
まあ、受け取った側の曲解が巡りめぐって、歴女ブームが来てる一面もあるわけですがw
これが、現代の知性の「限界」なのか。ああ、天地人(失笑)。
…とまあ、ここまで最初から先入観バリバリで、坂上忍…じゃなかった、「坂の上の雲」(もーいい)を鑑賞したわけで、ロクな感慨が沸くはずもないんですがw
でも、いいドラマだと思います。
日本という国家の成り立ちうんぬんではなく、秋山兄弟と正岡子規の青春群像ドラマとして焦点を絞ったところに、脚本家の苦労が偲ばれるというか。
扱いが難しい明治モノのドラマとして、まずは及第点なんではないかと(お前何様だw)。
だいたい、渡辺謙のナレーションと、久石譲のBGMだけで、もうなんか「大作」って感じで、やられるんだよなぁw
でも3年がかりってのは無駄にスケールデカすぎ。
最後の香川照リンの焼き土下座まで待てませーん。
D「そりゃ映画版カイジの利根川役だろ!しかも映画じゃ焼き土下座してねーし!」
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