「他人とは違う人生」というけれど――。
「平凡な人生」の中にも、大波、小波、さざ波、津波、まれに鉄砲水や火砕流、実はただの床上浸水とか、そのフツーの人生なりに、そりゃーいろんな波があるワケで。
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フツーの会社員だって、自分の出世を左右するプレゼンや取引があります。
コンビニのバイトだって、感じのいい接客対応やセンスバリバリの発注で売り上げアップが出来れば、フランチャイズ本部からスカウトされるような人生があったりします。
それが本人にとっては、「インディー・ジョーンズ」のハリソン・フォードなみの、後ろから大岩に追われるような人生を賭けたアドベンチャーだったり。
実は、うちの親父は下町で赤ちょうちんをやっとります。
カウンターと小さい座敷しかない、ちっちゃい居酒屋。
でも、たまに、普段使わない2階を使って、20人くらいの人数がくる宴会があったりするんです。
料理は何を作ろうか、常連客には失礼がないか。親父、何日も前からテンション♂♂状態w
つまり、居酒屋チェーン店だったらフツーにやってるような宴会が、うちのような飲み屋の親父にとっては、ジャングルクルーズかビッグサンダーマウンテンか、はたまた花やしきのジェットコースターのような、スリルたっぷりなアトラクションだったりして。
みんな他人とは違ったオンリーワンな旅をして、自分だけのゴールに向かって歩いてる。
望もうと望まざるも、同じになりようがない。
ただし。それは男の子に限って、という話であって。
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女の子は違うんだよね。
男の子とは逆。
女の子の旅のゴールは、必ず一つに向かってる。
それは、 「お母さん」になること。
女の子は、どんな不幸な境遇であろうと、困難な苦労が待ち構えていたとしても、そして、本人自身が亡くなったとしても、「お母さん」というゴールさえあれば、きっと幸せになれる。
板尾創路が演じるお父さんのセリフが、実は壮大な伏線…だったかどうかは知りませんw
大丈夫だよね? これ、ギリ、ネタバレにはならんよね?wwwww
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ボク的には、この映画はノスタルジックな情感あふれる友情ロードムービーというよりは、「女の子にとって何が幸せなのか?」をテーマにしたオムニバスライフストーリーに感じられたワケですが。
ただ、監督さんがサイバラさんファンだからか、「毎日かあさん」にもつながる一連の「サイバライズム」がどっかりと軸に据えられていて、ファンの期待を裏切らない作品に仕上がっております。
でも、やっぱり「女の子」のほうが、この映画はグッとくるかも。
だって、試写会行ったんだけど、会場の9.5割が女の子だったんだもんwwwwww
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あと、見てて思ったピピピなこと。
・サイバラさんはだんだんヒッチコック化してる。
・深津絵里は(・∀・)イイ!!
・大後寿々花は一晩グツグツ煮詰めると、顔が久住小春になる
…えーw
ちなみにつまらない指摘ですが、「1、2、3、ダーッ!」を猪木が初めてやったのは90年2月10日。
その頃には、サイバラさんはとっくにデビューしております(ん?なんのことかなー)。
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