●みちのくのアティテュード |
ああ、もう1週間経っちゃった…マイケルも死んじゃうしなぁ。ポーッ! 【第4試合】
佐藤兄弟と野橋のタッグが、人生・東郷・タイガーという強力タッグと対戦。
みちのくで世代抗争といっても、因縁があるのは佐藤兄弟とサスケくらいで、なんかムリヤリ佐藤兄弟と野橋を組ませてまでする試合だったのかなぁ…という気がするんですが。
せっかく九龍っていうワクがあるんだから、きちんと正規軍なら正規軍、九龍なら九龍と分けた上で、世代抗争があって欲しいんですよね。
例えば、前の試合に出ていたラッセは、やはり正規軍のワクの中でこそ魅力が発揮できるレスラーだと思うし、 南野は逆にヒールの中にいてこそ、あの憎々しさが生きるわけで(ハッピーマン…はて?w)。人生vs野橋という師弟対決を浮かび上がらせたかったんでしょうが、正直セミまでのマッチメークに関しては、少しもったいない気がしましたかね。。。
この間も書きましたが、今東北のマット上で踏ん張っている「みちのくスーパースターズ」のレベルは、かなり高いです。
世代交代というテーマもいいのですが、どうせなら若手同士のハイスピード6人タッグを見たかった気がします。
…そりゃ東北行きゃ見れるってわかるけどさぁ。。。【メイン】
言わずもがなの、みちのく新旧交代対決。
テッドさんが亡くなったことで、「サスケ絶対有利」って声もあったわけですが…。
はるか昔のお話ですが。
ブロディがプエルトリコで刺殺された後、ブロディのチェーンをめぐるアングルで、ハンセンとブッチャーが試合を行いました。
…が、ボクはこういったプロレスのアングルに亡くなったレスラーを絡めて、安易にお涙頂戴に持っていく手法があまり好きじゃありません。
ブッチャーだってプエルトリコのリングで亡くなったブロディに対して、ひどく悲しんでいたの、ファンはみんな知ってたし。
大のハンセンファンな私ですが、当時、そこで気持ちがノリノリになることはありませんでした。
むしろ、暗澹たる思いにかられたっていうか。
(ストーリーラインだったから…ってことね。ブロディの亡くなった直後に、ハンセンが泣きながら試合後にブロディコールを叫んだシーンは、今思い出だしても大号泣w)
だから、新日のスーパージュニアで青木が準決勝で負けたり、今回もハヤトがきちんと勝っちゃうことに、むしろレスラーたち自身が抱えるプロレスへの「尊厳」みたいなものを感じるわけでして。
杉浦が新日で「俺は三沢さんが亡くなっていようがいまいが、いつも頑張ってる」なんてセリフ、深すぎるって!
まあ、それはそれとして。
試合内容自体は、ハヤトというより、サスケの「魂のファイト」が主役だったのは紛れもない事実でして。
…いや、ホントとんでもないwおそらくここ数年で、いや、もしかしたらサスケ史上最高のファイトだったんではないでしょうか。
ヒザが悪いとか…信じねーwwwww
決して、ハヤトの試合内容は悪かったわけじゃありませんでしたが、今日はもうしょうがない。
ちょっとサスケがレジェンドすぎた。
それでも右の写真みたいに、「満足いかねー」って表情をするのが、なんというか…。
「またまたぁ~、ホントはいい試合したって思ってるんでしょ?」とか、ちょっとからかいたくなるw でも、サスケに「ベルトは腰に巻くもんだ」と言われても、巻くフリをして舌を出しちゃうところとか、必要以上に感傷にかられることがなく、己の世界観を突き通したことに、いろいろ安心させられました。
なんなんだ、この親父目線wwwww
ただ、自分勝手にいろいろ言わせてもらえれば…。
ハヤトをみちのくのエースにしちゃうと、試合が極めてストロングな格闘技スタイルなんで、みちのくプロレス自体が殺伐としちゃうんですな。
あの、「バコッ」っていうキックの鈍い衝撃音を、東北の田舎にある体育館でおじいちゃんおばあちゃんに聞かせるのは、正直ツラすぎるw
やっぱり「ルチャ」ということを考えれば、義経あたりが主役になって、ハヤトは「斬られ役」にならなきゃいけない。
その辺のスーパーヒールになる覚悟が、ハヤトにはあるのかどうかってことですね。そういえば今日、拳王が来てましたけど、やっぱり格闘技スタイルなのかなぁ?
それはイコール、「正統派エースにはなれない」ということだと思うんだけど…。
むしろ、ハヤトとのタッグで、新日とか乗り込む姿を想像しちゃいます。
それも、ある意味「みちのくの未来」なのかもしれませんな。
でも、やっぱりみちのくはルチャじゃなくっちゃ。
ま、少なくともサスケがいる限り、大丈夫な気がするけど。