![]() | MCアンジャッシュin東京コントまつり「芸人の秘密大暴露!」の巻 (2006/03/24) アンジャッシュ 商品詳細を見る |
M-1やR-1など、世はまさに「お笑い大会」ブーム(←こう書くと妙に安っぽいw)。
昨日はTBSで「キングオブコント」というコント日本一を決める番組をやっていたのですが、優勝はバッファロー吾郎とかなり意外な結果に。
各芸人の面白さはともかく(個人的にはやはりバナナマンだと思いますが)、審査方法がアンフェアと騒がれていますな。
「セミファイナルに進出した芸人100人」が審査員というのは、局側が仮に意識していなくてもアンフェア。
バッファロー吾郎は若手芸人の面倒をよく見てるというし、当然吉本の芸人はお笑い界でのシェアが大きいだけに、本人たちにその気がなくても、見てる側はそう思ってしまう。
最後の決勝だって、「ファイナリストが審査」っていうのはなぁ。
例えば、仮に決勝が知り合いの芸人ばかりなら、「みんなで山分けしようぜ」と持ちかける事だって可能なわけだし。
ただし、この物議をかもす審査方法を考案したのは、誰あろう松本人志。
この「キングオブコント」は、何匹目かのどじょう大会に、大塚製薬というビッグスポンサーが喰いついたという、はっきり言えば安易な企画。
逆にM-1といえば、現在のメイン司会がいてひな壇芸人がいて女子アナがいて…という、バラエティの定型化に危機感を抱いた島田紳助と松本人志が、「漫才」というベーシックかつ高等な話術を要するお笑いを復興するために仕掛けた、いわば「お笑いレジスタンス」。
そのため、「安易な企画のままにしたくない」「M-1とは同じスタイルの大会にしたくない」という想いが災いしたんでしょう。
ただ、そういった審査方法の不備を、相方の浜ちゃんに本番中突っ込まれるというのも、皮肉って言えば皮肉ですな。
さらに。芸歴に関しての規定がないのも、異議アリ。
M-1のように理念高き大会にするなら、ここはM-1同様「芸歴10年」という枠を設定しないと、おかしなノリになることは請け合いです。
(若いコント集団も今スゴイ育ってると思うけどなぁ)
次回は、チャンバラトリオとか、コメディNo.1とか、コント55号とか、コントの大御所がオーディションに出て、ぜひ審査員を困らせて欲しいと思います。
ちなみに。
やっぱり「コント」のコンクールなら、ダウンタウンよりもウッチャンナンチャンの司会で見たいなあ。
個人的に「漫才のダウンタウン、コントのウッチャンナンチャン、アドリブのとんねるず」っていう棲み分けを信じてるんで。
ウンナンの「ジャンバラヤ」は傑作です♪