かっぱがれ編集・秋のへっぽこギャンブル日記

基本はギャンブル日記だけど、まあ趣くままにてきとーに。

柳生一族の陰謀(9/29)

いろんな意味で「夢でご~ざ~る~」

柳生一族の陰謀柳生一族の陰謀
(2002/07/21)
萬屋錦之介松方弘樹

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キターッ!(゚∀゚)

ついに「必殺仕事人」が連ドラ復活ですか。


当時のブログでも書きましたが、「必殺」に関しては、前回の「白夜行」で書いたような、ジャニーズへの拒否反応はあまりありません。

なぜなら、「必殺」のスタッフは、例え素人に毛が生えたようなジャリタレでも、いっぱしの俳優に叩き上げるだけのキョーレツな演出陣が揃っているから。

もともと、「必殺」ってのは、ドラマにジャニーズを出すようになった走りだったわけで。
ひかる一平、大沢樹生…黒歴史と化したVシネ「必殺始末人」では、田原俊彦が主役だったり。
(ちなみに南野陽子なんかも出てたんですが。80年代じゃ考えられんキャストだ…)

それよりも、前回のスペシャルから改善してほしいのは、演出とキャラ設定。

最近の時代劇で乱用されている妙なSFX処理とかかますよりも、かつての勇次の三味線や念仏の鉄のレントゲンに代表されるような「手作り感」が欲しい。

それと松岡&大倉のキャラ造形の整理。

松岡の忍者設定は正直つらい。忍者よりも、あのハイテンション演技を生かして、かつての鉄っつあんのような三枚目の享楽主義者として動かした方が、東山紀之の対比になって面白いと思う。
大倉は、かつてのような「若き悩める仕事人」のスタンスで、かつての「ハード路線」を少しでも垣間見せてほしい。

あと力技ができるおっさん俳優が欲しいなー、とか、東山の殺しの衣装が余りにも物々しすぎて「どこが暗殺者やねん!?」って感じなんで改善してほしい、とか細かい希望はいっぱいありますが、まずは復活めでたいと。



…とまあ、表題とは関係ないお話が続きましたが、その「必殺」よりも一足お先にリメイク放送されたのが、柳生博も思わず昇天(コラコラ)、この「柳生一族の陰謀」です。


正直、オリジナル作品は、

・ヨロキン(萬屋錦之介)のオーバー演技
・成田三樹夫のインパクト絶大の公家
・松方弘樹のホニャララでホニャララな徳川家光
・史実完全無視の徳川宗家断絶


…くらいしか覚えてなかったんですがw


まず、上川隆也の柳生十兵衛とか内山理名の阿国とかは、ありえないくらいのミスキャスト。
特に、上川のひ弱な殺陣と内山のヘタな踊りは、もはや「行列ができる法律相談所」で流れる再現ドラマ以下というトンデモ芝居だったり。
(しかし「ゴンゾウ」の内野聖陽だったり今回の上川だったり、東映は大河ドラマになんかコンプレックスでもあんのか?)

しかも、その不慣れな殺陣をカバーするために、ワイヤーアクションを使ったり、アップ多めのカット割をバカみたいに入れたり…出来の悪い中国ドラマみてんじゃねえっつーのw

佐野史郎の公家演技も、期待した割にはイマイチでした。
なにちょっぴりカッコつけてんだよw  もっと「怪人」に徹してくれよぉぉぉ。

むしろ、火野正平の公家のほうが、悪ノリしてていいかんじ。
さすが必殺でピンクレディーの曲を鼻歌で口ずさんでた男w


唯一、オリジナルにも出演していた、世界を釣っちゃう大物俳優・松方弘樹は、ラストシーンの発狂演技も「らしく」こなし、安定感バツグン。
端役から主役へと「昇格」させた周囲の期待に見事応えたんではないでしょうか?(役的には将軍から老中へと「格下げ」なんだけどね)。


実は、今回の松方は、演じる側としても当時の萬屋錦之介と境遇が似ているらしい。


当時の「柳生一族の陰謀」は、「仁義なき戦い」で成功を収めた深作欣ニ監督の初(?)時代劇作品。
製作意図として、「現代劇のような時代劇」 を作りたかったらしく、主要キャストは萬屋錦之介以外、全部深作作品に関わりの多かった現代劇俳優でした。
(サニーも松方も今じゃ時代劇が当たり前だけど、当時は刑事モノや任侠モノの俳優)

そこに、萬屋錦之介という、人間じゃない奴を叩き斬ってしまう冥府魔道な超大物破れ傘俳優を主役に迎えたもんだから、さあ大変。

深作監督の意図を全く無視して、かつての大作時代劇俳優のプライドで、大仰な演技を貫き通した。
まさに「笑う犬の冒険」の大嵐浩太郎コントのシチュエーションw。

ところがいざ出来上がってみると、萬屋の存在感なくしてはありえない作品に大変身!

「仁義なき戦い」で天狗だった深作監督も、これはかなりショックだったらしい。
どのくらいショックだったかというと、この「柳生一族の陰謀」の次に作った映画が、「宇宙からのメッセージ」というスターウォーズもどきの大珍作SFだったというくらいwwwww


今回のSPドラマも振り返れば、松方以外の主要キャストは、時代劇にハマらない俳優ばかり。
確かに、松方の存在は浮き上がったが、他のキャストがその頃の松方のように、俳優として勉強していたのかどうか。

当時の時代劇には異端の存在だった深作組の俳優が、この作品をきっかけに芸域を広げたように(「柳生十兵衛」という当たり役を見つけた千葉ちゃんとかね)、上川や内山が飛躍するとはとうてい思えないワケで。


とにかくオリジナルと比べる以前に、草葉の陰で深作監督も、吸ってたタバコを即座に噛み切るであろう、ああ痛恨の問題作。

むしろ、「21世紀の時代劇制作」というものを根本から考えさせられる作品となったのであります。


…「必殺」もこうなるんかなぁ406


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プロフィール

編集・秋

Author:編集・秋
年齢:昭和44年生まれの47歳。
   忠義もへったくそもない一人四十七士(意味不明)
職業:麻雀漫画誌「近代麻雀」等、元(涙)編集
趣味:ギャンブル(競馬・麻雀等)
   プロレス観戦
   ハロプロ・乃木坂46鑑賞
(おいおい、増えちゃったよ)
   ほかいろいろ
貯金:0万(なくなりました…)
ギャンブルの負け金:約1800万(順調に増えてます…)
座右の銘:ワルツにはワルツを、ジルバにはジルバを
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