宝塚記念の予想の前に、いろいろすっ飛ばしてきた春GⅠ後半の回顧録を少々。
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実は私、競馬に対するモチベーションが、NHKマイル以降しばらくガクッと下がってしまっていました。
というのも、
NHKマイルで、私の知り合いがなんと3連単238万円をゲットしていたから!!!アチキの最高払い戻し金額なんて、たったの20万よ、20万。
どれだけ、自分は競馬に向いてないのよ、と。
「今ごろ気づいたんか?」というツッコミはおいといてwwwww
ただ、オークスは自信があったんですよ。
まあ
⑦ブエナビスタは当然の本命として…。
話は脱線しますが、かつて、
メイショウドトウというGⅠ馬がいました。
宝塚、秋盾、JC、有馬、春盾と、5戦連続GⅠで全部
テイエムオペラオーの2着という…まさに名馬になり損ねた、中西学のような馬w。
翌年の宝塚記念でついにオペラオーを破ってG1馬となり、見事に屈辱を晴らすのですが…
もし時代が時代なら、GⅠ6勝馬ですよ、6勝馬!!wwwwww
こういう本来なら名馬となるはずの馬が、「超名馬」の存在によって、歴史の陰へと葬り去られる因縁が、なんとも心惹かれるワケで。
そこで
③レッドディザイアなワケですよ。
この日、新聞各紙は「ブエナビスタが勝って当然、あとは一緒」みたいな論調になっていました。
でも…ちょっと待てよ?
レッドディザイアも、そんなメイショウドトウのような悲劇の馬なのか…?
桜花賞でアンカツに冷や汗をかかせた馬。
ブエナビスタをのぞけば、他馬を完封していたにもかかわらず、その扱いって…。
「まだ…、まだ、わからんだろ?」* * * * * * * * * *
馬券は2強対決。
だが、心情は完全にレッドディザイア。
ホントは馬連3.2倍に「特券勝負」するつもりだったけど、2000円分を馬単へ。
なーに、別にブエナが勝ったって、6000円ちょっと払いが少ないだけ。
そんなもん、「木戸銭」みたいなもんさ。
ファンファーレも高らかに。
レースはスタート。
強い! 直線は完全にレッドディザイアが抜けた!
ブエナビスタは道中不利があって、2着でもがいてる!
「四位ぃ~っ!」子どものようにはしゃぎながら、自分の声に、もうひとムチ。
「四位、四位、四位ぃ~っ!!」…結果はご存知の通り。
見事に俺の期待を打ち砕く形で、人知を超えた豪脚を繰り出したブエナが、レッドをゴール前できっちりと差し切ってみせた。
10000円使って、帰ってきた配当は25600円。差し引き15600円。
結局、思っていた通り、6200円が直線レッドで楽しんだ「遊戯料」になった。
だいたい、ホントにレッドと心中するつもりなら、素直に馬単10000円突っ込めばいいだろうに。
でも、この女々しさも、「我ながら俺っぽいな」と思うワケで。
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オークスという、11レースもある春GⅠのひとつにしか過ぎないけど。
レッドディザイアという馬に可能性を信じて、メイショウドトウという競馬の暗史を噛み締めて、ブエナビスタという超名馬の誕生に驚愕する。
NHKマイル3連単の23816.6倍とオークス馬連の3.2倍。その差、実に7400倍強。
それでも、俺はここまで心が躍る。
「損だ」と言われようが「馬鹿だ」と言われようが、躍るんだからしょうがない。
下がっていたモチベーションもどこへやら、オークス終了後、さっそく次の最終レースの馬柱に目を走らせる。
…結局、この日はトントンだったか。
競馬を始めて20年経つのに、改めて思う。
やっぱり俺は、競馬に惚れている。
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