先週の新潟旅行のことをもう少し詳しくポスト(ツイート←わざわざこういう注意書きをすること自体も腹立たしい)しようと思ったらもう1週間。
ほぼ競馬の予想しか書かなくなって久しいブログですが、せっかくなんで旅行のお話はここで。半ば備忘録的に書くんで、面白いかどうかは知らんw
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自分の大学時代からの友人に、長岡に住んでいるHという人物がいる。はるか昔、夏の新潟競馬場に行くついでに長岡に降りて、Hとお茶でもしばいたくらいがきっかけだったと思うけど、翌年の夏に鯖鯉やK先輩にも声をかけて、車で新潟まで旅行したのがもう10数年前。
するとHから「来年の夏もまた来てくれよな!な!な!」とカンダタ並みの押しの強さで連絡が来るようになり、気がつけばいつの間にか新潟旅行が毎年夏の年中行事となったというw
ここ数年はK先輩が病気だったり、自分がコロナになったりで、フルメンバーでの旅行は4年ぶりくらい。気合いの入らないわけがありません。
今年の新潟旅行は8月18日~19日。
例年のように最寄りの駅で落ち合って、K先輩の車でゆっくり行く予定だったんだけど…。
俺様大遅刻。前日に会社の納涼飲み会があって、二次会のスナックでカラオケしてカプカプ酒を飲んでたのがまずかった。記憶すっ飛ばして帰宅して(しかも今写真フォルダを見て気づいたが、スナックの後に屋台で一人ラーメンを食っていたらしいw)。そのまま何も用意もせずに寝てしまい、起きたのがなんと集合時刻だって。アバババ。
結局、自分は別に新幹線で宿の最寄駅である浦佐に向かうことに。いやー、電車だと浦和から浦佐まで2時間弱で行けちゃうんですね。車だと渋滞込みで約4時間。むしろ少し二度寝もできて助かった。♪浦和と浦佐でウラウラよ~と(情状酌量の余地なし)。
ということで、土下座と「足代を同乗したものとして折半」でなんとか許してもらい(?)、昼飯は「いろりじねん」というお店へ。
地元の民家を改築したらしく、店内もほとんど普通の家のお部屋。お店の自慢は、ご当地魚沼で採れた食材で作られた、素朴な定食料理。

美味い。二日酔いにちょうどいいどころか、実はここ1週間ほど胃腸炎気味で腹の膨満感に悩まされていたんだけど、ここのご飯を食べた翌日から一気に快便状態に。絶対、健康にいいよね、こんな料理。

あとから来た天ぷらもすべてお野菜と野草。衣サクサク。旅行に来たら肉だ魚だになりがちだけど、こういうグルメもいいもんだ。
昼食の後は、長い坑道トンネルを潜り抜けて、奥田民生…じゃなかった、奥只見ダムの周囲を散策。電力館を見学したり、遊覧船に乗ってみたり。



はしゃぐオヤジw
夜18時を過ぎて、近くのイオン的な大型スーパーで買い出し後、ようやく宿泊する大場温泉のホテルへ。着くまもなく夕食を平らげて、温泉にドボン(写真はもちろん誰もいないことを確認しての撮影)。ちょっとだけ熱めの無色温泉。

部屋に戻ったら、お待ちかねの酒盛り。新潟でしか飲めないビール「風味爽快ニシテ」は本当に美味い。地方限定ビールとしては、これと北海道のサッポロクラシックが双璧。

酒盛りをしながら、部屋の壁をスクリーンにして、プロジェクターで深夜の上映会w
これも毎年恒例。K先輩は学生時代からテレビとガジェットに心を支配されている生粋のヲタ。我々が頼んだわけでもないのに、旅行には必ずプロジェクターを持ってきてくれるのだ。

今年の上映作品は「シン・仮面ライダー」と「電人ザボーガー」でした。いや真面目な話、ベクトルが違うってだけで、特撮のリメイク作品の評価としては大きな差はないと思うw
ちなみにK先輩の運転するステップワゴンの車もかなり魔改造されていて、後部座席にデカいモニターが付いてるわ、広音域マイクが車内に搭載されていて車内の会話が楽だわと大きく進化。快適なんだけど、K先輩、競馬にはまったく興味がなくて、今回も我々が競馬場に出かけてる間は、駐車場の日陰に車を止めて仮眠という。ホント、よく毎年来るなぁw
朝起きてホテルを出発し、いきなり寄るのがスイーツ店の「甘泉堂」。魚沼の名物という「魚沼コルネ」をお買い上げ。


魚沼コルネの名前の由来は映画「ゴッドファーザー」のドン・コルレオーネから。ウソです。

こうやってアル・パチーノを気取って葉巻を吸ってるように食べてると、本当に信じる人も出てきそうw 実際は「チョココロネ」のコロネ(角)と同義語だそう。カスタードなどのクリームをパイ生地で棒状に包んだスイーツ。サクサクで食べやすく、美味い。
次に、幕末から明治にかけて活躍した石川雲蝶の彫刻が数多く飾られる永林寺へ。
このお寺、なんでも住職さんとこの石川雲蝶さんがチンチロで勝負して、石川さんが負けたため、無償でお寺の御堂、欄間や仏像などの彫刻を施したという逸話があり、ここでお祈りすると“勝負運”がアップするとか。
逸話もなかなか福本先生チックなんですが、お寺の中もユニークな仕掛けがたくさん。
お寺の中にはカエルと牛の像があるんだけど、これをなでるとやはり博打運にご利益があると。理由が「モー」+「カエル」で「モーカル」=「儲かる」なんだそうでw 「なでる順番間違えたらダメですよ」だってw
そしてこれ。なんて書いてあるかわかります?

正解は「鮭鮫鱈鯉」。さけさめたらこい…酒、覚めたら来い! まるで今日の我々のためにあるような言葉w
この石川雲蝶さんという方も、お寺ではお酒を飲みながら彫刻を施していたそうで。酒と博打、まさに“かっぱがれ”が来るべくして来たお寺!w ちなみにこのお寺は禅宗。禅問答はコントと紙一重みたいな部分もあるとは聞いているけども、それにしてもなんとも世俗的で親しみ深いお寺じゃありませんか。
それでは、この後に行く競馬の大勝利を願って…。

「蛇蛙蚊」。…じゃ、帰るかw
いい感じに小腹の空いたところで、、新潟5大ラーメンのひとつ・三条カレーラーメンの隠れ家的お店「原泉」へ。

以前、やはり三条カレーラーメンの名店「正広」でカレーラーメンを食べた際は、スープはカレーなのにちょっとサラサラしていて、「カレーのようなラーメン」という感じだったけど、ここのカレーラーメンは普通のカレーと同じくドロドロで、「ラーメンのようなカレー」といった感じ。ご飯を突っ込んだら、もはや普通のカレー。

美味いけど、50代の弱った胃腸にはキツすぎる。お腹いっぱいw
汗ダラダラになって、ようやく旅の目的である新潟競馬場へと向かう。すっかり遅くなってしまって10Rからしかできないけど、なーに、勝てばよかろうなのだ。


……。
……。
ボウズ。これも遅刻をした報いなのか…いや、待てよ。午前中に参った永林寺、勝負運アップのお寺と言うけれど、考えてみればお寺自体は負けた石川雲蝶さんが作ったお寺。
…てことは、
実は逆に勝負運をダウンさせるお寺じゃないのか??
実際、今週も土日ボウズという絶不調さで、上記の仮説を信じたくなってきたという…。まあ、旅行で大遅刻かましたバチ当たりな男への単なる仏罰という説の方が濃厚だけどもw
競馬で惨敗を喫した後は、魚沼まで戻って「こあさ焼肉店」へ。

なんで新潟まで来てホルモンって思うでしょ? それがこのお店、豚のホルモンを下茹でせず、ホントに生のまま処理をして味付けしているそうで、魚沼のソウルフードとまでうたわれているんだそうな。
さっそくホルモンを頼むと、箸がなぜか2膳。

どういうことかというと、お肉を焼く箸と食べる箸を分けて使って欲しいということだそうで。つまり、生のホルモンを焼いた箸を口にしたら、食中毒を起こすかもしれないと…ドヒャー。
もはや半分命がけで食べるという、まさに別の意味でもソウルフードな魚沼ホルモン。魚沼産の白いご飯とともにさあ実食。

普段は「焼肉屋の肉なんで下茹でされてるから、ほとんど生でも大丈夫!」と、ロクに焼かずに食べてしまうワタクシも、今回ばかりはさすがに焦げる寸前までジュー。
味付けは味噌だれ。モツがメインということで歯応えはコリコリだけど、噛み切れないほどではなく、ホルモン特有な生臭さもほとんどなし。これを魚沼産の美味しい白飯にバウンドさせて、肉、タレ、ご飯を一気にかき込む!
車で帰る以上、同乗者もお酒は飲めないので、ご飯を頬張った後に飲むのは冷たいウーロン茶。ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…芸の細かいことに、グラスにに入ってる氷もウーロン茶を凍らせたもので、溶けてもウーロン茶の濃さは一定のまま。素晴らしすぎる。
他にもカルビやハラミ、サラダなんかも頼んだのに、お勘定したら一人2000円強。お酒を頼んではいないものの、それにしても安過ぎる。ホルモン一人前が390円だもんなー。
と、いうことで、帰りは新幹線に乗ることもなく、K先輩に関越道をぶっ飛ばしてもらって、終電間際に無事に帰宅。自宅そばまでちゃんと送ってもらえたという。毎度ありがたいことです。南無南無。
来年からは新潟は薄暮開催になるということで、旅行日程を今から思案中。競馬終わって夕食を食べていたら帰れなくなる時間だけど、さてどうするか。2泊3日にするのもありだけどなぁw
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というわけで、久しぶりの旅行日記もここまで。最後までお付き合いいただき、ありがとござんした。たまにはこんなかつての形式に戻るのもいいね。
…来週の競馬は1レースでもいいんで当たりますように!
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