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かっぱがれ編集・秋のへっぽこギャンブル日記

基本はギャンブル日記だけど、まあ趣くままにてきとーに。

必殺仕事人(2023)

●サングラスとキャップーー時代劇に新時代到来(怒)


正月に録画していた「必殺仕事人2023」をようやく視聴。今さらTwitterで垂れ流すのもなんなんで、ここにサラッと。

Twitterでもたまにつぶやきますが、実は自分、ちょっとウザいくらいの必殺ヲタ。しかも若い人には何言ってるかわからないと思いますが、仕事人シリーズ以前の“旧必殺”と呼ばれてる作品群のマニア。なので新作についてはいつもかなり辛口の評価だったりします。

ただ最近、テレワークしながら夕方に後期必殺の再放送を見ていたりするからか、ここ数年のジャニ必殺に関しては非常に優しい目で観ているつもり。

その上で言うと、今作も大きく言えば、ストーリーの建て付け自体は決して悪くはないと思うわけですよ(善人の闇堕ちする話が若干パターン化してるところはあるけど)。

ただ、その途中の演出というか、つなぎ方がいかにも惜しい。今作で言えば、橋本じゅん演じる酒井東庵先生が闇堕ちするシーンとか、もっと丁寧に演出すればインパクトが大きいと思うんですよ。だけどその辺の心理描写が雑なので、ラストでこの東庵先生への感情移入が希薄になってしまうわけで。

個人的には橋本じゅん以外でも、西村まさ彦、相島一之、正名僕蔵といった悪役俳優陣は、全盛期必殺のキャストともタメを張るくらい、アクの強い名優だと思うんですよね。それがたいした演出もないので、ほとんどクセのない形の悪役として始末されてしまう。キャビアやフォアグラを濃いめの味噌汁にぶち込んで味もわからぬまま食べてしまってるような勿体なさw

その最たる例が、今回殉職したエンケンなんですよね。レギュラー入りすると聞いた時にはかなり期待していたんですが、なんとも掴みどころのないキャラのまま終わってしまったという…(以前の源太もそうだけど、つっ立ったまま大往生とかめちゃくちゃカッコ悪いと思うんだけど、誰も突っ込む人はいなかったの?w)。虚楽主義の遊び人という設定がTOKIO松岡の経師屋と被ってしまった時点で先は見えてしまってはいたんですが、この退場に及び、つくづく残念だなぁ…と。

ジャニ必殺、自分も含めて旧作系のファンにはかなり嫌われているんですが、脚本は寺田敏雄から西田征史(「とと姉ちゃん」の脚本やってたのね)になってずいぶん洗練されてきた気がするんですよね。冒頭のサングラスとキャップ姿で出てきたDJ KOOとか個人的には全然許せるんですよ。なんたって我々はKISSのメイクして仕置きしちゃった念仏の鉄を見てきてるんですからw

ただ「ダメ」と批判するんじゃなくて、キャラ造形や演出の部分を的確に修正できる人が現場にいれば、もっと面白くなるんじゃなかろうか…と思った次第。

ただそれでも、相変わらず渡辺小五郎のキャラ作りは大っ嫌いだけど。「仕事だってこと忘れるんじゃねえぞ」とか、つくづく余計なひと言。「情に溺れない」という設定をあそこでやって、物語がどうやって盛り上がるのよ。視聴者には「悪人をやっつけたい」って気持ちを盛り上げないといけないのに、あそこであのセリフはいかにも興冷め。

個人的にはエンケンよりもヒガシに粛々とご退場いただいて、城島君とかイノッチみたいな善人キャラの人に中村主水的な立ち位置で登場してもらいたいんだけど、まあ絶対無理だろうなぁ…。






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プロフィール

編集・秋

Author:編集・秋
年齢:昭和44年生まれの53歳。
   ゴミのような人生。
   五味龍太郎のような人生
   ではない。
職業:「近代麻雀」等、元(涙)編集
趣味:ギャンブル(競馬・麻雀等)
   プロレス・F1観戦、お城の
   旅行、坂道グループ鑑賞
   ほかいろいろ
貯金:マイナス100万
   (助けて…)
ギャンブルの負け金:約1800万(減らんなぁ…)
座右の銘:ワルツにはワルツを、ジルバにはジルバを
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