そんなわけで。プロレスの話が分からない方は今回もスルー推奨。
今年も「
ネットプロレス大賞2016」にエントリーさせてもらいます。
知らない人も増えてると思いますので簡単に説明しますと、この「ネットプロレス大賞」を主宰する管理人の杉さんとは、「週刊プロレス投稿常連会・プレッシャー」からのお付き合いでして。
ブログ、Twitterなど、あらゆるネットメディアで発信するすべての人に投票資格のある「ネットプロレス大賞」。
最近は応募フォームができたので、ここでこんな形で発表する必要もないんですが…こういう話が好きなのがプロレス者の癖でしてなw
2016年の自分の観戦は、みちのくとWWEが3回で最多。新日、DDT、NOAH、RIZINが2回、ガンバレ、スーパーJ‐CUPが1回で、計17回でした。
今年は格段に生観戦が減った気がします。これでもかい!とツッコミはさておきw
それでは、発表!
◆MVP◆
1位:中邑真輔
2位:ASUKA
3位:AJスタイルズ
プロレス界を俯瞰して眺めてみれば、まあ内藤ってところなのかもしれませんが――はっきりいって、自分にはまったくなじめないんですよね。
「新日本プロレスの矛盾をズバズバ突いている」なんて評価もあります。若いファンにはそれでいいのかもしれませんが、それすら今の新日本ワールドの中では「予定調和」なわけですし…。
オカダほどまでズバ抜けた身体能力があるわけでもない。試合内容もずいぶんよくなりましたが、ヒールファイトってのは試合の組み立て方がベビーよりも楽だと思っているので、自分はそこであまり評価したくないのですよ。
今年の新日は「AJスタイルズと中邑のWWE移籍を内藤が埋めたか否か?」だったのかもしれません。
新日ファンは埋めたと思っているんでしょう。でも自分はそう思えない…その差なんでしょう。
今でも新日の主役はオカダだと思っているので、そのライバル筆頭が内藤かと言われちゃうとどうなんだろうと思ってしまう。
むしろ、今年再上陸が噂される鈴木みのるあたりがオカダに立ちふさがると、プロレス文学としても一気に深いテーマができあがる。そっちの方を期待しちゃってる今の自分には、まだ内藤は軽い存在でしかないんですな。
内藤ファンの方ごめんなさいw
まあ、今回のMVP選手のチョイスは、そんな内藤評価へのアンチテーゼです。
世界のWWEで現チャンピオンの中邑とASUKA、WWE本隊でいきなりトップイベンターとなったAJスタイルズを評価しなくて、いつ評価するというのか。
「中邑、WWEみたいな団体やめて日本帰って来い」ってみたいなツイートをみたりすると、「お前バカだろ」とか思ってしまう心の狭い自分です…^^;
◆最優秀試合◆
1位:ジ・アンダーテイカー vs シェーン・マクマホン(4.3WWEレッスルマニア)
2位:中邑真輔 vs サミ・ゼイン(4.1NXTテイクオーバー)
3位:オカダ・カズチカ vs 丸藤正道(10.10両国) とにかく、心が振るわされたのが、今年のレッスルマニアの金網戦。
次期アメリカ中小企業庁長官の息子が見せたw伝説のミック・フォーリーをしのぐ6m下の大自爆ダイブ。落ちた瞬間のアンダーテイカー「こいつ、なんでここまでするんだ…」という表情まで含めて、素晴らしいプロレスでした。最後、シェーンのサムアップで終わる映像とか、どこまでいっても完璧ですよ、完璧。
2位。WWEのリングに上がってからの中邑戦って、内容でいえば、このサミ・ゼイン戦を超えた試合がまだ出てきていない気もするんですよね(日本でのジェリコ戦、オーエンズ戦もよかったけど)。
今年の中邑の活躍は試合内容よりもまずネームバリューありきでしたが、その中邑の評価を決定的にしたのが、この一戦だったと思います。てか、サミ・ゼインが良すぎたんだよなぁw
3位はG1決勝と迷いました。あの予想難解なカードを予想した自分を自画自賛するためにもぜひ挙げておきたかったのですがw
両国のオカダvs丸藤戦は、ちょっとショックな試合内容でした。当時のツイートでも書いたのですが、オカダにエメフロ出させての丸藤の完敗というのは、NOAHという団体にとって、悪い意味でゆゆしき事態だったと思うのです。堀を埋められた挙句、二の丸・三の丸を冷暖房完備にリフォームして、相手にあげちゃったみたいなw
ビジネスとしては新日との手切れでますます苦境が予想されるNOAHですが、自分も含めて、ファンの中には新日の蹂躙劇をこれ以上見なくてホッとしてる人も多いと思うんですよ。
そんな歴史的な意味合いも含めて、札幌の試合ではなく両国の試合をチョイス。NOAHには、基本に立ち返って頑張ってほしいなぁ、と。
◆最優秀タッグチーム◆
1位:岡林裕二&関本大介
2位:カール・アンダーソン&ルーク・ギャロウズ
3位:バラモン兄弟正直、あまりしっくりしたコメントが思い浮かばないw
戦歴から考えても今年の1位は順当でしょうねぇ。
◆新人賞◆
1位:橋本千紘
2位:エル・デスペラード
3位:木村花ぶっちゃけ、女子プロレスをほとんど見ない人間なんですが、橋本千紘というアスリート系女子レスラーの新人登場はちょっとワクワク。いわゆるフリーダム系の美少女レスラーが幅を利かす中、頑張ってほしいところ。
木村花もあまり試合は見ていないのですが、週刊プロレスの誌面を見る限り、女子プロレスのキーパーソンとしてすでに動き始めてる感じがするんですよねぇ。
◆最優秀興行◆
1位:4.3 WWE/レッスルマニア
2位:7.2 WWE/両国国技館
3位:10.2 ガンバレ☆プロレス/後楽園ホール 最優秀試合もそうでしたが、メインイベントのHHHvsローマン・レインズの隠れテーマだった〈NXTvsWWE本隊〉とか、実は今のWWEって試合方式や内容は今風でも、よっぽど熱い「情念プロレス」を繰り広げているんですよね。今年のレッスルマニアは、第1試合のラダー戦、AJvsジェリコ、レスナー&ロック様登場も含めて、ホントお腹いっぱいの素晴らしい興行でした。
それを受けてのWWE両国2DAYS。2日間とも素晴らしかったんですが、多幸感あふれるAJ&クラブとシナの6人タッグが今になってみると心に残ります。
で、最後w知らない人には意外かもしれません。
大家選手とはTwitter上のやり取りなどで知り合わせてもらって、この興行もお誘いを受けての観戦だったんですが、ホントに面白かったんですよねー。
冨永真一郎というレスラーのポテンシャルに驚き、藤田ミノルの人生劇場に泣き、メインのバッコミの絶叫で大爆発と、素晴らしい興行でしたw
◆最優秀団体◆
1位:WWE
2位:新日本プロレス
3位:NOAH まあ、今までのコメントを読んできてもらえれば言わずもがな、ですね。中邑、ASUKAの登場で、個人的に興味はWWEに移ってきています。
新日は、さすがに夏のスーパーJ‐CUPのやり方とか、ちょっと傲慢さが鼻についてきた感じ。
個人的に残念なのが、DDTのトーンダウン。
いや、以前同様に素っ頓狂なプロレスを繰り広げていて、パワーダウンはしていないと思うんですが、その展開に意外性が少なくなってきたというか…。ひとことで言ってしまえば、新キャラ開拓が不足してるのかしら、と。
考えてみれば、WWEだと1年間にニューカマーが続々現れます。WWEを模倣して誕生したDDTには、その辺の人材育成がシビアに迫られてんじゃないでしょうか。
◆最優秀プロレスを伝えたで賞◆
1位:アナザーストーリーズ「タイガーマスク伝説」(NHK・BS)
2位:蘇る伝説の死闘「猪木vsアリ」(テレビ朝日)
3位:抱腹絶倒!!プロレス取調室(毎日新聞出版) 以前から書いてます通り、この賞は対象が広すぎちゃっていて、絞るのに苦労しちゃうんですよね。
「定期マスコミ・映像メディア部門」と「非定期書籍・メディア部門」で分けてくれたらなぁ…とか。
今年は「非定期書籍・メディア部門」と自分の中で決めを作って、投票しておこうかと思います。
1位は、タイガーマスクのドキュメントというよりも、ダイナマイト・キッドの現在の姿をよくぞ映像に収めてくれた…と。
以前、「Gスピリッツ」でインタビューを読んで、もう二度とその動向はわからないままかと思ってました。
これぞ、NHKスタッフならではの取材力というのか。
2位の「猪木vsアリ」も、試合映像を持つテレビ朝日の渾身のスペシャル番組だったと思います。
「キリトルTV」ならではの読唇術を駆使した選手やセコンドの声などを拾ったテロップも新たな発見が多く、21時台の2時間スペシャルという破格な待遇にもファンとしては頭を下げたいなぁ、と。プロレス自体の特番も日曜21時からやったらいい視聴率取れると思うんですけどね…。
3位は、「酒席」という本音が出やすい場所で、当事者のレスラーから昭和プロレスの真相を聞き出すという、同時代を生きてきたおっさんたちにはたまらない内容w 2016年一番酒を飲んだ悪友(笑)堀江ガンツ氏のエスコートが効いてるんですよ、これ。
ちなみに、「定期マスコミ・映像メディア部門」なら――。
◆定期マスコミ・映像メディア部門◆
1位:WWE NETWORK
2位:KAMINOGE
3位:Dropkickチャンネル
と、しておきます。
まんまとWWEの戦略にハマっておりますがw
でも、月額99.9ドルでNXTもPPVも見放題って、コストパフォーマンスも素晴らしいと思っちゃうんですよねー。
と、いうことで。
今年も長文失礼しました!
2017年は生観戦が減る分、自宅観戦が増えそうな気がするなぁ…。
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あけましておめっとさんです。
とりあえず、今年の年賀状だけ上げておきます。
今年もチンカチンカのしゃっこいルービーをたらふく飲めるようにがんばりますw