今日も旅行の件はちょっとおいといて。
少し前になりますが、プロレス・格闘技の専門誌
「Dropkick」の最新号を購入しました。
そう、ツイッターを見てる方はお分かりかと思いますが、元・雀鬼会に所属されていたジャン斉藤さんが編集長の雑誌ですね。
プロレス・格闘技の本といいながらも、今メディアで話題の全録+検索レコーダー「SPIDER」の特集や、アジカン後藤正文さんの反原発インタビューなど、その振り幅の大きさがまた魅力なわけなんですがw
その最新号の巻頭記事が、タレントの伊集院光さんとレスラーの高木三四郎選手による
「『マニアの壁と向き合う』エンターテイメント論!」というテーマの対談でした。
これがまた非常に興味深いというか。(対談の触りは
こちらのサイトで読めますね)
内容は実際に購入して読んでいただくとして…(なんだかステマっぽいなw)。
その対談を読みながら、自分が「近代麻雀オリジナル」編集部にいた頃を、ふと思い出したんです。
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“「新しいファン」と「マニア」の共存”というテーマは、「近代麻雀」も含め、クラスマガジンの出版に携わる人間なら、必ずぶち当たる問題です。
「近代麻雀」の連載物の中にも、一般読者層が好みそうな作品と、マニア受けする作品がありまして。
一般やマニア関係なく、一人でも多くの読者が雑誌を購読してくれるようにと、編集長や営業の偉い人たちは、それらの候補作をバランスよく配置して、苦心惨たん台割を引いているわけですが。
しかし、そうはいっても、編集長の好みや営業方針で、どれかに偏るのが現実です。
自分が「近代麻雀オリジナル」にいたのは95年~05年の10年間でしたが、編集部に入った95年当時の近オリといえば。
最終回を迎えた
「ノーマーク爆牌党」、その後継作
「ミリオンシャンテン!さだめだ」が軸となり、脇を固めていたのが
「麻雀放浪記Classic」と「ナルミ」。
読み切りの隔月連載としてすでに
「根こそぎフランケン」が始まっており、ノー爆最終回とほぼ入れ替わりで
「兎」の連載も開始したはずです(当時は3話集中連載だったかな?)。
ギャグ作品も
「ぶんぶんレジデンス」「パラダイス・ロスト」「イッパツの女」「でんでんユミコ」「スはスーアンコのス」と充実していましたし、対局記事でも麻雀最強戦のレポートのほか、
「ふんぞり王国」、後に
「萩原聖人プロジェクト」や
「たぬきの皮算用」なども開始して…って、自分で書いていても読みたくなるな、この本w
上のラインナップを見て、おわかりになるかはわかりませんが、当時の
「別冊近代麻雀(今の
「近代麻雀」)
」「近代麻雀ゴールド」「近代麻雀オリジナル」と月刊誌3誌体制の中で、近オリの針は「一般ファン(というか漫画読み)」に振れていました。
意外かもしれませんが、当時の読者アンケート(バイトだった自分が集計していたんですがw)で、95年頃の読者のうち、「麻雀を覚えて半年~1年」の人は7割くらいだったと思います。
「雀荘に行ったことがある」人も半数しかいませんでしたし、さらに「フリー経験者」はその4分の1にも満たなかったんではないかと。
「麻雀がうまくなったら、『近代麻雀』からは卒業していくんだよ」なんて話も、よく聞いていましたしw
それでも、この頃の近オリって売れていたんですよね。
当時の編集部員である、N編集長、(ぢ)さん、そして自分と、全員が漫研出身で、麻雀劇画というよりも一般青年誌寄りのライトな作品が多かったことも一因だと思いますが、それよりも大切なこととして、
麻雀の「楽しさ」を前面に出すことで、一般とマニアの両方の読者層にアピールしよう!
そんな共通認識を持って、僕たちは常に誌面を作っていました。
面白いことに、当時、編集部の人間は誰もそんなこと口にしてなかったんですけどね。
仕事をしてるうちに、勝手に頭に叩き込まれたというか。
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そんな事情もあり、自分が関わっていた頃の近オリでは、「戦術記事」にはちょっと後ろ向きでした。
アンケートに「戦術記事」連載の要望が多かったこともあり、実際に巻中2色を使って「かちぼん!」という戦術記事の連載を始めたのですが、読者層の問題か、結局半年ほどしかもたなかったということもあったし。
しかし最近では、CS放送やニコ生、「東風荘」「天鳳」などのネット雀荘が浸透したことで、麻雀ファンの階層もよりディープになりました。
今の「近代麻雀」は、読者として読むに、そういった時代に合わせて、少しマニア寄りに本を作ってるのかなぁ、と感じます。
(編集部の方針を直接聞いていないので、なんとも言えないけど)
自分が在籍していた頃には、「麒麟児の条件」という連載は成功していないでしょうし…。
自分からすると「ビギナーにわかりづらくない?」と思う部分もあるんですが、今はマニアックな誌面の方が多くの読者を満足させられるってこと…なんだよね、きっとw
「アカギ」や「ムダヅモ無き改革」など、一般ファンの取り込みが期待できる連載が増えたことも、理由のひとつなのかもしれません。
うーん、どうなんだろう。 うまくまとまらないなぁ。
「Dropkick」対談での、高木さんのこの一言をとりあえず最後に。
高木「わかりやすいことも大事なんですけど、あまりにもベタ過ぎることはけっこう制限しないと。(中略)
そのバランスのとり方って、ボクもいまだに勘でやってるんですけど」
…結局はそうなんだよなぁ。
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やっぱり長い文章を毎日書くのはつらいわー。
旅行のことはちょっと中断。
会社では、今の上司も競馬が好きで、仕事そっちのけで競馬の話なんかをよくするわけなんですが。
先々週のマイルCS前の会話。
自分「サダムパテックだけは絶対無いですよねー。府中1400mが的距離の馬なんですよ、きっと。武豊とか旬が過ぎた騎手が乗ってるのもねぇ、ダハハハ!」
結果。
サダムパテック、きたーーーっ!(゚Д゚)
先週のジャパンカップ前の会話。
自分「いやぁ、ジェントルドンナが来るわけないでしょ!?3歳牝馬だし、秋華賞なんて大した時計じゃなかったないですか、ハハ、ハハハ!」
結果。
ジェントルドンナ、きたーーーっ!(゚Д゚;)最近、めっきり逆神化している今日この頃です…。
今日話した会話。
自分「いやー、有馬記念。さすがにローズキングダムとかないでしょ? もう終わったんじゃないですか、あの馬。ブワハハハハっ!」
…皆さん、年末試してみます?w
さてさて、旅行の続きを。
米子到着時には唇が青くなるほど寒さで震えていた私。
西原理恵子先生の画力対決が開催される「鳥取まんが王国」の会場は、ここ米子からひと駅の「東山公園」という駅らしい。
で、そんな大きなイベントが開催されるのだから、そこそこ立派な駅かと思いきや…
なんと、地方にはよくある無人駅! コンビニでカイロでも買おうかと思っていたのですが、当然そんなところにコンビニはおろか、普通のお店も見当たらない。
…しょうがない、あきらめて会場へとまっすぐ向かおう。
▲会場は普通の市民体育館みたいな場所。イベント前に地元アイドルがミニライブしてました♪
会場に到着すると、さすがに県を挙げてのイベントなだけに、いくつかの郷土グルメの出店がありました。
ただ、朝もまだ早い感じで、ほとんどのお店が準備でてんてこまいな感じ。
とりあえずかろうじて開店していた屋台で、揚げモチを購入。
自動販売機であったかいお茶でも買おうとすると…あ、小銭がない…。
お店に戻って、 五千円札を両替してもらおう。
今買ったばかりだから、それくらいして…
「
あ、できないね(あっさり)」
おーーーーいっ!(*´`ω´)/
思わず買った揚げモチを投げつけやりたい衝動にかられましたが、ここはガマン。
てか、揚げモチ食べないと寒くて死ぬw そんな飲み物もなく、喉に詰まらせないように注意深くモチをほおばりつつ、いよいよ画力対決のイベントが開始!
▲イベントの様子。ゲストは「名探偵コナン」の青山剛昌先生!
もうご存知の方も少ないと思いますが、
自分も実は編集時代に、西原先生の担当をしておりました。
しかし、画力対決のイベントに来るのは初めてでして(;^▽^)
いや、だって、いつも前売り券を買おうと思うとソールドアウトなんだもんw
現役の担当じゃないから、融通してもらうのも申し訳ないし。
「鳥取のイベントなら東京から来る人も少ないかな…小学館担当の八巻さんのツイートによると会場は相当広いらしいし、締め出されることもなさそうだなぁ…」
今回の旅行を思いついたのは、実はこれがきっかけだったりして。
そんなわけで、西原先生には特に連絡も挨拶もせずに、極秘に観覧。
失礼かとも思ったのですが、一ファンとして本当に楽しませてもらいました!
▲さて、お二人は誰を書いたでしょ?(ヒント;芸能人ですw)
爆笑のうちに画力対決イベントは終了。
イベントは面白かったんですが、体調は依然ボロボロ。
とにかく身体を暖めねばと思い、取り急ぎ西原先生には、
「実はイベント観覧してましたよ、へへ」みたいなドヤ顔メールだけ送っておいて、会場の近くにある皆生温泉までバスで移動することに。
▲日帰り温泉の施設ですけどね。
これがなんと、
体調の悪さもふっとばすほどの素晴らしい温泉! 強風で猛り荒ぶる日本海が、浴槽から一望できる露天風呂。
最高のロケーションと最高の温泉で、一気に身体はポッカポカに。
まあ、なんていうか、自分の身体の単純さに我ながら呆れましたw
しかし、この後カニでも食べて米子を満喫しようかと思ったのですが、予約専門のお店だったり開店時間がズレていたりで、なかなかお店が見つからない。
とどめが、タクシーの運ちゃんのこの一言。
「カニ?あー、解禁したばかりだし、まだこの辺のカニは全部冷凍だよ」
がっくし。。。
境港まで行けばさすがにあるんだろうけど、時間的にも限界。
今回は「駅弁ひとり旅」のコラボ駅弁「大山おこわ弁当」であきらめることに。
▲華やかな感じではないですあ、素朴な味わいの駅弁でした
電車の中で携帯を確認すると…おっと、西原先生からメールが!
「(イベントに来てたことなんて)昨夜ツイッターで知っとったわ」
ガーーーーーン!
西原さん、自分のツイッターを確認しててくれたのか…
恥ずかしい!顔から一兆度の火の玉が出るほど恥ずかしい!ゼーットーン! 東京でもなんとかして自力で画力対決のチケットが入手できるように頑張ろう…そう心の中で反省しつつ、その日も宿泊する大阪へと向かうのでありました…。
まだ続きます。
ちなみに、さっきの画力対決の答えは…もうわかりますよね?
自分、これは西原先生のほうが似てるなぁと…うわ何をするやめry
またまたお待たせしております。
ホントはブログに書きたいことがかなり溜まっていたんですよねー。
今週もまた「ブログ強化週間」ということで、しばらくは毎日更新を目指してまいります!
というわけで、夏の新潟旅行から2ヶ月。
おそらくは今年最後の一人旅となる今回は、
●11月10日:鳥取県・米子で開催される西原理恵子先生のイベント「画力対決」を観覧
●11月11日:京都競馬場で「エリザベス女王杯」を観戦
…を目標に、関西・山陰へと方向を定めることにしました。
しかし、関東地方から山陰に行くのは、実は結構大変なんですよ。
「画力対決」イベントの開始時間は午前10時30分。
飛行機ならば楽なんですが、それでも朝イチの飛行機に乗ろうとすると、なんと自宅を5時前に出ないといけない。
しかも到着時間はギリギリ。天候不順などで飛行機が時間通り飛ばないと、何のために行ったんだかわからなくなってしまうというw
ということで、結局、前日に会社終了後すぐの新幹線に飛び乗って、大阪に宿泊し、次の日に新大阪から米子へと向かうことに(それでも始発なんだけどねw)。
そうと決めたら、秋の行楽シーズンはホテルが埋まるのも早い。
さっそく電話して、電車やホテルをマッハの速さで予約。
ふー。特に誰にも相談することもなく、勝手に旅行を計画できるのが、独り身のいい所だねぇ。
RRRRR…
おや?知り合いからお電話が?
「10日、女の子数人と一緒にディズニーランド行く事になったんだけど、秋君も一緒に行かね?」 ぎゃああああああ!(血涙)
勝手に計画を変えることができるのも独り身の良さだけど、こればっかりはぁー!
…というわけで、女子たちとの浮かれ気分なディズニーツアーに後ろ髪がハゲそうなほど引かれつつ、前回のブログにも書いたように宿泊地の大阪へと向かいました。
大阪に来たからには、まず食べねばならないのが、本ブログにも何回か登場している、
かんとだきのお店「たこ梅」!
▲だしが染み渡ったわかめと名物・たこの甘露煮!
相変わらず旨ーっ! 特に今回初めて食べるワカメは、元々かなり苦手で、小学生時代に何度も無理矢理食べさせられて吐きそうになったトラウマがあるのですが、ここの料理はワカメ特有の青臭さはまったくなし。
相当しっかり煮込んであるのですが形はグズグズになってはおらず、口の中でまろやかに溶けていく程よい柔らかさ。
かんとだきの汁も染み渡っていて、ビックリの一品なんです。
ヘルシーだし旨いし酒のアテにもちょうどいいし、今度からは定番のメニューになりそう♪( ´▽`)
風が冷たかったので熱燗を注文して、お決まりのタネをハフハフモグモグと喉に流し込み、最後はこのお店の名物のひとつ、鯨すじねぎ袋を注文。
▲鯨すじねぎ袋。中にはタネがぎっしり!
シャキシャキの九条ねぎがたっぷりで、そんなに量はないけれど赤ワイン(だったと思う)で煮てブニョッとした食感の鯨スジ、ヒタヒタに染み込んだ油揚げと一緒に食べると、それはもう絶品。おでんファンにはたまらないメニューだと思いますよ。
と、さっそく関西メシを満喫した翌朝。
始発の九州新幹線みずほに乗り込み1時間、岡山で特急やくもに乗り換えて、米子へと向かいます。
▲九州新幹線のみずほと特急やくも。みずほに乗るのは初めて♪
この日の関東地方は、上着を着ていると汗ばむほどのポカポカ陽気だったらしいですが、昨日に続き関西は朝から真冬を思わせるような凍える寒さ。風邪ッぴきから回復したばかりの身体にはなかなかの厳しさでして…。
ブルブルと寒風に震えつつ、岡山駅では、名物駅伝
「桃太郎の祭ずし」を購入。
▲こんな桃型のプラスチックに入っているんですw
美味しいといえば美味しいのですが、寒さで体調がすぐれない(またなぜか特急の空調が効いてなくてねぇ…)せいか、酢飯で胃がやられてしまい、早くもグロッキー状態。
ああ、無事に会場へたどり着けるんやろか…。
続きまーす。