本来ならUST放送のお知らせをしたいところなんですが…もう締め切りなのだ。「
ネットプロレス大賞2010」!
ギャンブルのことばかり最近は記事にしておりますが、以前にもお話しました通り、私のもともとの「本籍」はプロレス。
かつて「週刊プロレス投稿常連会プレッシャー」という、週刊プロレスのタテオビに連載を持っていたファンサークルの一員だったりするんです。
で、その「プレッシャー」の友人である「
プロレス専門BLOG:ブラックアイ2」さんが主宰するのが、「サイト管理人、ブロガーなどを中心に、日々、インターネットでプロレスを語っている“ファン”の投票を中心に決定するプロレス・アワード。」(サイトより流用)である、この「ネットプロレス大賞2010」なんです。
「
ブラックアイ2」といえば、毎日のプロレス情報を更新する「プロレス版コミックナタリー」的なプロレス総合情報ブログサイト。
その管理人が主宰する大賞ということで、見識者によって決定される「
東京スポーツプロレス大賞」、通なCS視聴者層によって結果が左右される「
日本インディー大賞」と並び、三大プロレス大賞とも称されているとかw
麻雀界にもプロアマを問わず、タイトル戦の戦績や業績で選ぶアワードみたいなものがあればいいのに…いや、麻雀ブログ大賞とかじゃなくてw
ということで、「ネットプロレス大賞2010」の投票を通じて、2010年のプロレス界を個人的に振り返っていきます! 興味のない人はここでフェードアウトよろしくwww
◆MVP◆
1位:諏訪魔
2位:高木三四郎
3位:青木真也
今年のプロレス界は世間の景気同様、底なしのマイナス成長。昨年以上にこれといったMVP的な活躍をした選手もおらず、正直「該当者なし」でもよかったくらい。
また、今年は長期にしろ、短期にしろ、トップレスラーの怪我による離脱が目立った年でした。
蝶野、武藤、小橋、秋山、小島、杉浦、丸藤、KENTA、森嶋、真壁、潮崎、飯伏…あらためて考えても酷すぎるw
そういった考えでいくと、三冠奪取の鈴木戦や、文体の船木戦など、とんでもない試合をやり遂げた上で、一年をケガなく乗り越えた諏訪魔って本当にすごいと思いません?
かつての馬場のように、欠場しないトップレスラーこそエースの証であります。
2位は、ツイッターやDDT総選挙など、レスラーというより、企画でプロレス界と闘い、唯一プラス成長を成し遂げた団体・DDTの高木社長に。「MVP」の活躍と考えると実は妥当な線なのでは。
3位はレスラーじゃないけど、格闘界をレスラー的な猛毒でかき回した青木をチョイス。アメリカ上陸、川尻との死闘、自演乙との物議…TBSの売り方がホントに下手すぎる!
◆ベストバウト◆
1位:諏訪魔 vs 船木誠勝(10・24横浜文体)
2位:C・ジェリコvsヨシタツ(8・20両国国技館)
3位:ザ・グレート・サスケ、Ken45、リッキーフジ vs 佐藤秀、佐藤恵、野橋太郎(12・16後楽園ホール)
1位は日本全国民に見て欲しい、シンジラーレナーイ、ド迫力試合。
船木のキックが、諏訪魔のラリアットが、音を立てて肉体にめり込む。冗談抜きで、試合終了後、降りしきる雨の中、観客全員が「諏訪魔すげえ…」と絶句して会場を出て行っていたのがホントに印象的。あの迫力こそプロレスですよぉぉぉぉぉ!
2位は、とにかくC・ジェリコのジャパンラブに涙を禁じえなかった好試合。
とにかくヒールを演じつつも、日本仕様の健気なジャパニーズスタイルでヨシタツをアップし続ける巧さに舌を巻く。巻いた舌をのどにつまらせて失神しそう。
第1試合になるかもしれなかったヨシタツのために、首脳陣にこのシングルを直訴したという裏話も含め、ホントに感動しました。なぜ2位かというと、ただ1点。ジェリコがよすぎて、ヨシタツの限界が見えちゃったんだよなぁ…。
3位は…まあ、何もいうまいw
次点は、青木vs川尻(7・10SSA)、みのるvs諏訪魔(8・29両国国技館)、ハヤシvs武藤(10・24横浜文体)。
青木戦は緊張感が出色のプチ巌流島決戦。ハヤシ戦は武藤のJr.ギミックに感嘆。みのる戦はゴツゴツしすぎて、船木戦よりちょっと…って感じ。
◆最優秀タッグチーム◆
1位:飯伏幸太&ケニー・オメガ
2位:九龍
3位:高木三四郎&澤宗紀
個人的には2年連続。ますますコンビネーションも磨かれて、素晴らしいチームになった、と。
なんか新日とかに上がるときは「さあ、みんなを驚かせて来い」って子供を送り出す親の気持ちになるのがいいよねw
2位はハヤトやらバラモン兄弟やら南野やら、ブードゥー・マーダーズのようなヒールユニットとしても完璧だし、その上若くて動けて強い。このユニットごと、他団体のジュニア戦線に絡むところがみたいなぁ。
3位は、なんつうか、おんものプロレスには欠かせないタッグw 「出張社長&変態部下」みたいな役割がはっきりしていて、いいコンビだと思う。
◆新人賞◆
1位:愛川ゆず季
2位:浜亮太
3位:鈴川真一
私、本気ですw いや、鈴川みたいな負のデビューではなく、きちんと世間を巻き込んで、しかも並みの新人レスラー以上のファイトをみせたところなんか、新人賞1位で文句ないんじゃないでしょうか。
実は仕事でグラビアや動画を見てるんだけど、なんで売れないのか不思議なコだったんだよなぁw
浜は…卑怯だよなぁw もう三冠取って、普通の新人賞って感じもしないし。
個性際立つレスラーだし(ジャンクスポーツでもいい味出していたw)、武藤と一緒にこれからメディアに露出するかもしれません。
鈴川は、もう何も言わなくてもいいだろメーン。
◆最優秀興行◆
1位:8・20&21 WWE・両国国技館
2位:10・24 全日本プロレス・横浜文化体育館
3位:12・16 みちのくプロレス・後楽園ホール
1位はダントツ。とにかく、日本に両国をフルハウスにできる団体がなくなり、満員にできる団体が唯一WWEのみ…なんて未来を誰が予見したのか!?w 盛り上がりとしては、ジェリコvsヨシタツ戦があった分、初日の方がよかったかなって気がします。
2位はメインの三冠戦のゴツゴツしたぶつかり合いと、セミのジュニア戦の技とプロレス脳の攻防…という妙にやられた。
これ、確実にわかってやってるマッチメークだと思うんだよなぁ。
3位は、毎年恒例、年末の宇宙戦争編。 ただし、それ以外の正規軍vs九龍だったり、元WWE軍レジェンドタッグだったりと、みちのくプロレスの今と昔をバツグンの配合で見せる興行のバランスに驚嘆。
レトロにもよらず、若手偏重でもない、試合重視の安定感は、みちのくがすでに日本で3番目のベテラン団体という事実を改めて思い出させてくれる。参りました。また、地方のみちのくが見たくなった。
次点は9・12 DDT「キャンプ場プロレス」・ネイチャーランドオム、7・10 DREAM15、12・31年越しプロレス2010…あたりか。
年越しプロレスのバトルロイヤルは、もう二度と観れない組み合わせだろうな…。
◆最優秀団体◆
1位:DDT
2位:全日本プロレス
3位:新日本プロレス
1位は文句なしでしょう。最初にも書いたとおり、この地盤沈下の続くプロレス界で、ソフト・ハード両面で深化を続け、ランクアップしてるこの団体。小劇団化したプロレスを逆手にとって、現状のミニマムな業界でのサバイバルを模索するその姿勢は、プライドの高いメジャー団体にはないフレキシブルさを持っている。今年はどんな仕掛けを打ってくるか?
全日は、おそらく業界内ではNOAHと並び、もっとも今年苦労した団体かと思われます。しかし内容は全然違う。
その体の大きさが仇となり、、身動きの取れないNOAHとは違い、全日は諏訪魔・浜や、その下の若手育成に焦点を定め、武藤欠場や小島離脱のピンチにも、他団体の力を借りずに自力で乗り越えていった。
これが、早ければ今年の後半あたり爆発するようなエネルギーになると思うんだけど…どうかな?
新日はいわずもがなの立派なメジャー団体。よくぞここまで持ち直したもんだ。
飯伏や潮崎など、他団体から選手を貪欲にレンタルしてくる姿勢が、実を結んだと。ほめてねえw
◆最優秀マスメディア◆
1位:kamipro(「Twitter特集」)
2位:ブラックアイ2
3位:高木三四郎vsガオTwitter抗争
今年はメディアといえばTwitterとUST放送が爆発した年。
その中で、kamiproが特集した「Twitter」記事は、格闘技界やプロレス界に今後のマスメディアの処方箋を示した、エポックメーキングな企画であり、2010年を象徴していたんじゃないかと。
3位はその使用法のもっとも顕著な例。これが飯伏やケニーの裏プロデュースにもつながったことは、フォロワーならみんな知っている。最近は大人しめだけど、この辺の仕掛けがまたあるといいよね。
2位は…あ、ヨイショっとw ウソ。Twitterもいち早く取り入れて、即時に更新されるプロレス情報メディアとしては、スポナビや週プロモバイルをすでに超えたという説も。ファンは偉大なのです。
以上です。 つかれたー!
ホントはもう少し巧い文章書きたかったけど、集中力が…。
長文ありがとうございました!
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