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かっぱがれ編集・秋のへっぽこギャンブル日記

基本はギャンブル日記だけど、まあ趣くままにてきとーに。

カウント19が聞きたくて

テッド・タナベさんとは、ホントに1回だけ、飲み会で同席した思い出があります。


まだボクが大学生で、週刊プロレスの常連投稿会「プレッシャー」の会員だった頃。
確か、91年か92年の年末だったと記憶しているんですが…。

当時、プレッシャー会員の方が名古屋で結婚式を挙げるということで、その2次会と一緒にプレッシャー名古屋地区の忘年会も開催されるということになり、

「じゃあ関東に居る会員も殴りこみをかけようじゃないか!」

…ということになりました。変わってないでしょ、俺w


その際に忘年会の会場に来たゲストが…当時、新日かWARかの抗争で名を上げていた誠心会館の青柳会長と、まだ名古屋を拠点にしていたテッド・タナベさんだったんです。
ユニバーサルプロレスのレフェリーだったか、みちのくプロレスを創立したばかりの頃だったでしょうか…?

青柳館長は足をケガしていて、「対抗戦、足が折れても出場します!」と息巻いておりましたが…自分は熱烈なWARファンだったもので、あまり感情移入ができなかったというw


そんな中、単なるファンとの集まりにも関わらず、やかましいくらいハイテンションで愉快な話を連発し、場の雰囲気を和ましていたのが、ゲストのはずのテッドさん。

ボクは当時、北尾光司に顔が似ているということで、会では「キタオ」と呼ばれていたんですが、その会話を横で聞いていたらしく、

テッド「お前、キタオっていうの? 似てるね! …キタオ、呑んでるか、キタオ!?」

と、まったく初対面のボクにまで、場が盛り上がっていないと見るや、わざわざ「声」をかけてきてくれたのです。

正直、当時テッド・タナベさんというレフェリーの存在をあまり知らなかったのですが、この一件でファンになりました。


その後も、ボクはちょくちょく旅行がてら、みちのくプロレスを東北まで観に行ったりしていますが、今にして思えば、みちのくプロレスに興味を持ったのは、テッドさんの存在も、きっかけのひとつだったのかもしれません。


テッドさんといえば、人生vsヨネ原人に代表されるような、あのポチャっとした風体にも関わらず、所狭しと駆け回る、スピード感たっぷりでコミカルなレフェリング。

場外乱闘で、必ず最後はヨネがリングアウト負けになるとわかっていながら、会場中を暴れまわる人生とヨネに対して、ほとんどあきらめたような感じで、

「カウントォ!ワン、ツー、…お~い!?戻ってこいよ~っ!!」

っていう、絶妙な間で会場に響きわたる、甲高いテッドさんの「声」が、ホント最高でした。



…まさか…その人生の20カウントを、こんなにも早くテッドさんが聞くなんて…。



* * * * * * * * * *

三沢さんに続き、また一人、偉大なる90年代プロレスブームの功労者を亡くしました。
19日、みちのくプロレスが後楽園ホールでありますが、そこで黙祷を捧げてきたいと思います。



ご冥福をお祈りします。




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合掌…

■大阪プロレスのレフェリー、テッド・タナベさんが死去(オリコン)


なんでだよ…。


仕事中なので、思い出話はまたあとで書きますが…。


とにかく…ご冥福をお祈りします。

新日本プロレス6/14大会in後楽園ホール

●飯伏か青木が決勝に残ればなぁ。

カップ。テッドさんの訃報に動揺して、更新が遅くなりました…。
スーパーJr.決勝。

時系列をおって、ダラダラいきますw

会場の入口には、今までの星取表とトロフィーが展示されていました。

で、今回の座席は、西側A列21番…常連の方ならわかるかもしれませんが、なんと、選手入場口のすぐ隣り!
もしかしたら、テレビにバンバン映ってるかもしれんなぁw

真横では、観戦記者がパソコンをパコパコw
ただ、見ていると、皆さん試合中でも、試合をほとんど見ずにキーボードを叩いてるんですよね。
しかもその間、気づいたらその場でカメラをパシャとかしてるし、どうやって試合展開をメモしてるんだろ…。

職業柄、「自分が記者なら」って考えちゃうんですよね…う~ん、あつかましいw


■試合前
IWGPタイトルマッチの調印式があって、その後、全選手が出てきて、亡くなった三沢選手への黙祷。

10カウントじゃなかったことに、新日の「気配り」を感じたのはボクだけじゃないはず。

ただ、こういった場所で「なんでなんだよっ!?」って叫ぶの、どうにも偽善的な匂いがして、受け入れられません…じゃあ、ブログで書くのはどうなんだ?って言われると、ごもっともなんですが。


■第1試合~第2試合
第1試合は菊地vs吉橋。

新日の興行で、第1試合に、ノアの菊地が若手に胸を貸す…って、考えてみりゃすごい話。
そういや最近のノアですら、そういうベテランvs若手の前座って、東京ではあまり見なかったような気がするなぁ。

他団体に関してはブーイングが飛ぶ新日マットですが、さすがに今回は少ない。
菊地のエルボーが出た瞬間、会場が「ハッ!?」となって、その後大歓声っていう展開が…泣けた。

第2試合は田口vsタイチ。
ミラノがタイチのセコンド。

まずタイチが田口に握手。
セコンドのミラノも握手…と思ったら、その手を離さない!
そのままタイチが田口にソバットを入れて、電撃フォール!!

感傷的になっていた気持ちが、このお笑い展開で少しなごんだ…かな?


金本。■第3試合・金本vs青木
個人的には、今回のことで青木が涙の優勝!とかまで期待してたんですが、そこまで新日は甘くなかったw

青木にはブーイングは飛ばないまでも、歓声は圧倒的に金本。

青木もよく踏ん張ったが…結局、アンクルホールドが決まって、レフェリーがストップ。

金本が「ギブアップしてないやろ!?」的なアピールでレフェリーを軽く蹴飛ばしてましたが…、まあ他団体への最大の「敬意」ちゅうことですかねw

試合後は、青木に対して、大「青木」コール。
ただ、「いい試合だった!」というよりは、「よく役割を全うした!」っていう、WWEの日本公演で負けた選手に贈られる、いい意味でプロレスラーをリスペクトするコールのように聞こえたんですが、どうなんでしょうか。


なんかピントがぼやけた分、美形な感じに…。■第4試合・デヴィットvs飯伏
個人的に、今日の興行の一番の目玉。
デヴィットと飯伏の空中戦が、どうなるか?

期待通りのスゴイ試合に、飯伏ファンとしては溜飲が下がる思い。

デヴィットもさることながら、飯伏は今後日本のマット界を背負って立つ逸材なわけで。

この試合を見ながら、思ったこと。

プロレスは、かつての格闘技スタイルから、「すげえ受け身」「すげえ痛そう」と思わせた、体に傷害を負わすような四天王プロレスへと流れましたが、今は、卓越した運動神経から技の攻防を繰り広げる、「ジャパニーズルチャ」的なファイトへの過渡期なのだなぁ、と。

日本人レスラーの小型化が進んで久しいですが、今のスター選手を見る限り、そういったファイトスタイルを前面に押し出すのが、プロレスを復興させる手がかりになるのかもしれない。
もともと「タイガーマスクブーム」なんてものがあったわけだし。

もしかしたら、後で時代を振り返ったときに、「三沢の死」というものが、実はプロレスというジャンルを大きく変貌させるきっかけになっているのかも…と。

今はまだ、そんな風に割り切ることはできないけどね。

飯伏も負けて、結局決勝は金本のマイクアピール通り、新日本同士の純血対決。
いささか…興醒めw

飯伏にも、試合終了後、青木の時と同じような、リスペクト的「飯伏」コール。
8分は少ないなぁ。もっと見たかった。


■第5試合~第7試合
第5試合はJr.の負けた選手が集まって6人タッグ(身もフタもない)。

YAMATOの「タイガぁ~、もっと遊んでくれよぉ~」がおかしかったが、タイガーの大暴走であっという間に終了。
ライガーとタイガーのいがみ合いがマジっぽくて怖かったw

最後、控え室から平田が出てきて、ライガーの首根っこつかまえて引きずり戻してたけど…ひょっとしてガチ?

第6試合と第7試合は、今の新日ヘビー級戦線を凝縮した、予告編たっぷりの試合。

10人タッグはわちゃわちゃして落ち着かない。
みんながリングに上がると、試合が見えないっちゅうねんw

セミは中西のゼッコーチョーぶりが目を見張る。
ホント、すげえカラダしてるわ、中西。


■メイン・金本vsデヴィット 
デヴィット。デヴィットの健闘が目立つも、 金本のクロスアンクルでケリ。

別に不満はないけど、金本が優勝というのは「当たり前」すぎちゃって、なんかテンションが上がらない。
妊娠ですか、そうですかwwwww

試合後の各賞の発表。
こんなとこまで盛り上がっちゃうのがすごいw

なんと、YAMATOが週刊プロレス賞を受賞。
これは、やはり週プロがドラゲびいき…ってことでFA?w

冗談はおいといて、各賞のメンツを見てみると、青木、飯伏、YAMATOと、他団体への「気遣い」がくっきり。
まあ、菊地の立場はおいとくとしてwwwwwカッキーとガッチリ握手。

開幕戦や所沢のマイクアピールや、今回の試合後の金本インタビューといい、とにかく他団体に対して横柄な態度を取り続けていた新日本が、ここまで友好的な姿勢をみせていたのがすごく意外なんだよね。

ホストとしての今までの姿勢に反省したのか、年末のプロレスサミットや大森問題をみて、ノアに遠慮したのか…まあ、野暮な話ですw
 
しかし、新日の後楽園ホールはいつも熱狂的です。

こういう他団体がからんでも動じない、ピュアな部分がうらやましいと思います。



三沢コールをもう一度。

昨日の夜は、三沢が亡くなったことをネットで知って、ほぼ放心状態。

コアなプロレスファンであることを知る友人や、よく一緒にプロレス観戦している作家の大橋ツヨシさんなどから続々メールが入る。


ああ、ウツすぎる…。


ホントにお昼までなんにもする気がなくなり、ふとんの上でボーッとしていたわけですが。。。


実は今日、新日のスーパーJr.決勝戦のチケットを買っていました。

正直、今日の競馬は単なるGⅢだし、メインだけPATでやって、直接自宅から会場の後楽園ホールへ行こうと思ってましたが、そのためには気分が重過ぎて…。

なので、ウツで気だるい体を引きずり起こして、無理矢理府中で競馬。
いつものように負けたり負けたりして、気分をとりあえずハイにしてから、水道橋へと向かいました。

* * * * * * * * * *

会場の後楽園ホールはいつものように大盛況。
変におセンチな人はいない…ように見える。

中西vs棚橋の調印式の後、全選手が出てきて、菊地と青木はリングに上がり、三沢の遺影を持って…黙祷。

試合では、ほとんどの選手が喪章をして出てきました。

左腕には喪章が…。  中西の左腕にも。
▲選手の左腕には喪章。              ▲中西の左腕にも…。


興行の感想はレビューで。今日はもう遅いんで、また明日にでも…。


ただ、ブロディや馬場さんが亡くなった時とは違い、今日観戦に来たファンはあまり感傷的になっていなかったと思います。


いつものように、いかにも「新日本」的な歓声に包まれた後楽園ホール。


個人的にはもっとウエットになるかと思っていたんですが、準決勝でも判官びいきに青木を応援するような雰囲気ではなかったし。

選手にとっては、そのほうがやりやすかったと思いますが…。


頭から落とす技に関しては、選手全員がナーバスになっていたような気がするのは、きっと気のせいなんかじゃないでしょう。
(興行全体でバックドロップが出たのは、決勝で金本がやった1回だけ。ジャーマンは飯伏が何発かだしてたけど…)


* * * * * * * * * *

望まれた形ではないにせよ、この三沢の死によって、プロレス界の動きが良くも悪くも世間の注目を集め、慌しく動いていくのであれば。


願わくは。


そのカオスの渦中において、プロレスという、アスリートエリートによって描かれる、圧倒的にドラマチックなエンターテイメントスポーツが再評価されて、興奮と勇気と感動をせいいっぱい抱いてくれるファンたちが、一人でも多く生み出されることを。


そうすれば、相手の首が木っ端微塵に吹っ飛ぶんじゃないかと思うような三沢のエルボーは、これからも多くのファンの記憶に残り、永遠に語り継がれていくわけだから。


…三沢コールをもう一度。






プロフィール

編集・秋

Author:編集・秋
年齢:昭和44年生まれの53歳。
   ゴミのような人生。
   五味龍太郎のような人生
   ではない。
職業:「近代麻雀」等、元(涙)編集
趣味:ギャンブル(競馬・麻雀等)
   プロレス・F1観戦、お城の
   旅行、坂道グループ鑑賞
   ほかいろいろ
貯金:マイナス100万
   (助けて…)
ギャンブルの負け金:約1800万(減らんなぁ…)
座右の銘:ワルツにはワルツを、ジルバにはジルバを
(byニック・ボックウインクル)

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