かっぱがれ編集・秋のへっぽこギャンブル日記

基本はギャンブル日記だけど、まあ趣くままにてきとーに。

かっぱがれGI競馬予想:2018皐月賞

ダノンプレミアム、出走回避痛いなー。

古今東西、こういう順調さを欠いた過程でダービーを獲った馬って聞いたことないんですよね。どんなに怪物でも、普通に生き物だから。もう乗り込みを始めてるっていうなら、いっそNHKマイルからダービーの「変則2冠」狙いとかすると、どっちかのタイトルは獲れる気もするんだけど。

…などという、愚痴はさておきw

皐月賞はあっさり決定です。◎キタノコマンドール

オフィス北野の御家騒動もまぁるく収まり…なーんて、サイン馬券じゃなくてね。
単純に、皐月賞ステップレースのここ3年のタイムを見て気付いちゃったのです。

京成杯(中山2000m)
16年:2:01.4
17年:2:02.5
18年:2:01.2

共同通信杯(府中1800m)
16年:1:47.4
17年:1:47.5
18年:1:47.4

すみれS(2200m)
16年:2:13.2
17年:2:14.1
18年:2:11.7

若葉S(阪神2000m)
16年:2:02.2
17年:2:00.3
18年:2:00.0

弥生賞(中山2000m)
16年:1:59.9
17年:2:03.2
18年:2:01.0

スプリングS(中山1800m)
16年:1:48.1
17年:1:48.4
18年:1:48.1

弥生賞とすみれSだけ、前年と比べてズバ抜けて速いんですよね。

弥生賞の場合、2016年にマカヒキが叩き出した1:59.9がとんでもないだけで、今年の2:01.0はまあ相場だったりします(去年なんだったんだよ、カデナw)。

しかし、キタノコマンドールが勝った2018年のすみれSは、過去30年(阪神2200mでは26回施行)で一番速かった2:13.2を1.5秒塗り替える、2:11.7という衝撃の速さ。しかも、それまでのすみれSって、2分11秒台はおろか、12秒台すら出たことがなかったんですよ?

「単にその日、時計が出る馬場だっただけでしょ」といえば、確かにその通りかもしれません。
ならば、すみれSと同日に開催されている阪急杯のタイムと比べてみましょう。

阪急杯(阪神1400m)
16年:1:19.9 (すみれSは2:13.2
17年:1:21.4 (すみれSは2:14.1)
18年:1:20.1 (すみれSは2:11.7

なるほど、今年は2016年と同レベルの高速馬場と考えてもいいかもしれません。
でも、その同条件の馬場で、今年のすみれSはさらに1.5秒速かったわけですからね。

…と、ここまで書いて。
まあ、2016年当時のすみれSレコードホルダーは、現在オープンで絶賛2ケタ着順中のジョルジュサンクですしw 勝ちタイムだけで実力が測れないのは、痛いほど知っております。

だいたい、すみれSは通年、出走馬が少頭数しか揃わないことも多く、レベルも他のトライアルレースとは一枚落ちます。「ダノンプレミアムだったら2分10秒台だったんじゃね?」とか言われたら、そりゃそうかもしれんとw キタノコマンドール自体、キャリア2戦で多頭数の競馬もしたことがないという不安もありますし。

ただ、ダノンプレミアムに負けた2頭(ステルヴィオ、ワグネリアン)の「暫定王者」に人気が集まるようなら、桜花賞同様「実は化け物はここにいました」アゲインで、キタノコマンドールの爆発力に賭けるのは、(オッズ的にも)悪くはないかなぁ…と思うわけで。

皐月賞を4勝しているデムーロの騎乗も決まったしね^^(←これ大切w)

そんなわけで、結論。

■皐月賞《GI》予想■
◎キタノコマンドール ○ワグネリアン ▲ステルヴィオ
☆ケイティクレバー △エポカドーロ △オウケンムーン △グレイル 


対抗はワグネリアンの方で。福永騎手をダービージョッキーへと誘(いざな)うのは、実はこの馬かもしれんと思っていたり。

爆弾☆はそのすみれSで2着だったケイティクレバー。朝日杯の11着は度外視。
若駒SやすみれSのようにしぶとい脚が残せる今なら、前残りの競馬になった時には波乱を演出しそう。少なくてもジェネラーレウーノよりは妙味があり。

なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!

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かっぱがれGI競馬予想:2018桜花賞

突然どうした?なんて方もいらっしゃいましょうがw

実は、最近まで個人的なGI予想を披露する場所があったんですが、あれこれ考えたら、「…あ、だったら自分のブログで更新すりゃいいのか。最近全然更新してないし」となりましてw

そんな感じで、これからG1レースに関しては、火曜~水曜に予想を更新する予定です。

ちなみに、レース当日の天候やコンディション、ゲートいかんによっては、実際の買い目と異なる買い方をする場合もありますw そこはプロの予想家ってわけじゃないし(むしろ、よく鯖鯉から知識のなさを突っ込まれてるくらいだしw)、ネタということで許してもらえれば。

まあ、Twitterで「かっぱがれさんの逆神予想を参考にしたい」って人も結構いますしね。
ただ、実際に参考にして、逆目で馬券当てられたらかなりムカつくけどな!w

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そんなわけで桜花賞。
そりゃーラッキーライラックでしょうよ、って話なんですけどね。

チューリップ賞がまた断然の強さ。
道中3番手という位置取りなのに、33.3という出走馬中で最速の上がりタイムを叩き出して勝っちゃってる馬を本命にしないことなんてあるのか?なんて思うわけですが。

そこで思い出したいのが、昨年のチューリップ賞。
このレースで勝ったソウルスターリングもラッキーライラックと同じようなレース運びで、道中5番手から上がりタイム33.8の速さで勝ってるんですよね。なんならレースタイムは、今年の同レースよりも0.2秒早い1.33.2だし。

その後の桜花賞は…皆さんもご存知のはず。
まさかのレーヌミノル勝利で、ソウルスターリングは3着敗退。
競馬に絶対はないことを、いつものように思い知ったと(オレが)。

と、なれば、今年も欲の皮つっぱらかして、少し疑ってみても、そんなに無理筋じゃなくね?w

そこで、ちょっと比べてみたいのが、そのレーヌミノルが2着だった、昨年と今年のフィリーズレビュー。

今年は昨年よりも0.5秒遅い1.21.5の決着なんだけど、それでも33.7-36.1という超がつくほどの前傾ラップだったのですよ。

もちろん、ズブズブの差し馬天国なレースだったわけですが、勝ち馬のリバティハイツは、道中6番手につけて、カラ馬をうまくかわしながら、上がり35.3という持続力を感じさせる差し切りで勝利という、なかなか価値の高いもの。

昨年のレーヌミノルも、カラクレナイの差し脚には屈したものの、超ハイペース(33.5-35.5)を潜り抜け、長くいい脚を使っての2着だったわけだし、なんとなく傾向が似てる気がしませんか…なんて。

だいたいフィリーズレビューって、マイルに届かない馬が集まるレースって印象があるけど、少なくてもここ10年で昨年と今年のタイムは抜きんでいて速く、これならマイルに必要なスタミナをスピードでカバーできるって理屈もつけられなくはないじゃないかしら、と。

てか、勝ったリバティハイツはキンカメ産駒だし、実際マイルのレースも勝ってるんだから、距離の不安なんかあるわけがないw

ちょっと馬体重の減り方は気になるけど、ここは高配当狙いで◎リバティハイツ。
爆弾☆はやはりフィリーズレビュー2着のディープ産駒、マイルを勝った経験もあるアンコールプリュで。プリュ!(精一杯のかわいいオッサンの笑顔で)

■桜花賞《GI》予想■
◎リバティハイツ ○ラッキーライラック ▲アーモンドアイ
☆アンコールプリュ △マウレア △リリーノーブル 


なお、当方の予想を参考にしてハズれても、責任は一切取りませーん!

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懲りない

エイプリルフールなんだけど、たいしたネタも出てこないので。
今年もささやかなウソをついて終わりにします。








衛藤美彩とおつきあいすることにしました。









…えー、やっぱりダメー?wwwww









必殺仕事人(2018)

●勧善懲悪「仕事人」 中村主水は夢ん中


ずいぶん昔、このブログとは別に「かっぱがれ編集・秋の森羅万象ポンコツレビュー」という、ドラマやCDなどの作品に関しての感想を書くブログをやっていました。

Twitterで作品感想をざっくばらんに書くようになったので、そのブログは閉鎖(過去記事はこのブログ中にまとめてあります)したわけですが…。

が、しかし。
昨日放送された「必殺仕事人(2018)」が、「必殺」ファンの私から見てあまりにもクソ酷く、シリーズ史上最悪の出来どころか、過去の「必殺」シリーズの足を引っ張る超絶問題作で、Twitterの140字では書き尽くせないほどツッコミどころが満載だった
ため、誰も興味がないとわかっちゃいるんですが、今まさに華麗に復活と相成りました。

工藤栄一監督ーっ、天国から自分のこの想いを読んでやってくださーい!(大げさ)。

①冒頭5分で裏稼業の概念破壊

冒頭の談合シーンで、陣八郎の「いい憂さ晴らしになるな」の発言にリュウが反発、涼次は「金で請け負ったらただの仕事だ」とリュウをからかい、「この稼業が続けられるのは、世のため人のためになればこそ」というリュウに、小五郎は「そういう思い上がりは感心しない」と突き放します。

この辺の若き仕事人の葛藤に関しては、「仕置人」の棺桶の錠や「仕事人Ⅲ」での順之助でも描かれていて、シリーズが続く中でも解釈が揺れている部分。この後のストーリーに関連する伏線でもありますが…。

しかし、必殺の基本理念は、「仕掛人」のOPナレーション「はらせぬ恨みをはらし 許せぬ人でなしを消す」であり、「仕置人」の「のさばる悪を何とする 天の裁きは待ってはおれぬ この世の正義もあてにはならぬ 闇に裁いて仕置する」です。
だからこそ、「仕置人」第1話のラストシーン、念仏の鉄の「おめえみてえに世のため人のためなんて綺麗事言ってたんじゃ、すぐへたばっちまうんだよ」というセリフが生きてきます。彼らは大手を振って世の中を闊歩する悪人を常に許せないと思っていますが、そいつらを仕置するには金銭がなければ完遂できないと悟っているのです。

他シリーズも同様で、仕事人たちは殺し屋としての非情さを語ることはあれど、行動原理は「悪を憎む感情」なんです。「頼み料」はドラマとしてのひとつの演出装置なだけであって、ストーリーがそれに縛られては本末転倒になってしまう。

今作品の冒頭のシーンだけ見たら、メンバーは(特に涼次は)ただ金のためだけで仕事を請け負っています。悪を憎む心は皆無。他作品では「外道仕置人」として始末されても仕方がないほどのマインドぶりですw

仕事人が非情であることは、必殺シリーズにおいては「スパイス」であって「主食」ではありません。非情な殺し屋集団を描くハードボイルドドラマならいざ知らず、「のさばる悪を仕置する」という「必殺」シリーズの最も大切なエッセンスを見失っていることが、冒頭5分で早くも露見しちゃってるんですよね…。

実は「仕事人2007」として復活して以降、スタッフの口から「ハード路線(単に「ハードっぽいってだけなんだけど」)」が語られることがよくあるんですが、上記のことがスポーンと抜け落ちていたりします。この「ハード路線」こそ今作品をギッタギタにぶち壊したキーワードなので、頭に入れておいてくださいw

②東山、ほっしゃんを華麗に惨殺

冒頭でリュウが仕事の際、娘の敵討ちに現れた喜平に顔を見られ、それを見た小五郎はためらうことなく喜平を斬殺。
「頼み人に顔を見られたらどうするか、忘れたか!」とリュウをぶん殴ります。

…アホかっ! お前、その前の仕事で、顔を見られた従者を殺さずにみね打ちしてんじゃねーか!

顔にマフラーしてるから平気って論法なんだろうが、そんな目が切れ長でしょうゆ顔した同心、誰でもすぐわかるよっ!w

さらに最後の殺陣で、顔を完璧に見られてる長見玲亜ちゃん(どうでもいいけど、この娘と清原果耶ちゃん死ぬほどかわいいね、この辺のチョイスは大当たりw)には「こんなことしてる暇があったら、漢字の一つでもおぼえろ!」で終わりとか…。

なんだよ、ほっしゃんは殺して玲亜ちゃんは殺さないのかよ!わかるけどひどいよ!www

まあ、顔がバレるバレないをドラマとして突っ込むのは野暮な部類ではあるんですが、やはり看過できないのは小五郎が喜平を斬り殺すのになんの苦悩もしていないこと。
上記で触れたとおり、これも「ハード路線」の演出なんでしょうが、ホント、スタッフはバカじゃないかと思うんですよ。

正気ではないとはいえ、喜平は普通に被害者です。
その善良な市民を斬殺した小五郎がこのあと悪人を仕置して、視聴者は小五郎に感情移入できますか?

設定ではいいんですよ、「仕事を見られたら殺す」で。
だけど、実際にそれを見たら視聴者がドン引くし、ドラマとしても必然性がまるでありません。だから、過去シリーズでも仕事人が目撃者を殺したシーンはないんですよ。仕事を見た人間は、なんらかの理由で仕事人以外の人間に殺されるのがほとんど(「新仕事人」最終回とか)。

今作品なら、「喜平は相手と同士討ちで果てる」ってストーリーにしちゃえばいいじゃないですか。そこに小五郎が入ってきてリュウを咎めるだけで、ドラマとしては十分なんですから。ズレた「ハード路線」の悲劇というか、ドラマ演出としては逆効果なことに脚本家やスタッフは気づかなかったのでしょうか?

ちなみに「仕事を見られたら殺す」という掟は、逆に「殺すべき目撃者を殺さない」ドラマ演出のためにあるといっても過言じゃないと思います。「仕置屋稼業」1話での市松が女の子に殺しを見られ、竹串を向けるとその子が盲目であることに気づき、優しく抱き上げる話とか。

前述の「新仕事人」最終回では、秀は10年ぶりに会った目撃者の娘を殺せず、勇次と対立します(考えてみれば、今回の幻楼と小五郎のB面みたいな話ですな)。そして、自分の窮状を顧みず娘を逃がしたものの、結局彼女は亡くなってしまい、涙して裏稼業の虚しさを噛み締めるのです。

しかし小五郎にいたっては…喜平殺しに何の感傷もなし! なんなのそれ?

こんなの、ただの殺人常習者じゃないですか。視聴者はどこにカタルシスを解消する要素があるんですか。開いた口がふさがりませんよ…。

③中村主水を頼み人にする愚挙

そして、「必殺」世界観が徹底的に破壊されている今作品の中でも、過去現在未来の「必殺」ファンを冒涜する暴挙だと思うのがこれです!

両親の仇である幻楼を殺すのに「頼み人」がいないため、「ただの人殺しになってしまう」と憂う小五郎に、「仕事料」を払う主水。「これでせめて、鬼でいられそうです――」と安心する小五郎…。

って、ふざけんなよっ!
わざわざ昔の映像引っ張り出してきて、主水さんに何させてんだよ!(大激怒)

旧作を見てる方ならわかる通り、こういった依頼人がいない場合、「依頼人は…この俺だ」で、その金をみんなで分けて仕事するのがよくあるパターンです。つまり、「頼み料がない」ことは重大な事件でも何でもないんです。①でも触れたように、「頼み料」はただの演出装置なんですから。

こんな倒錯したエピソードをあたかも「仕事人の哲学」として偉そうに演出できるのは、ひとえに「必殺」シリーズの大切なテーマ「はらせぬ恨みをはらし 許せぬ人でなしを消す」を見失っているからに他なりません。

しかも、そんな「必殺」世界観の完全破壊を、「必殺」シリーズ最大の主役である中村主水の映像をわざわざ持ち出して行うというイリーガルっぷり!
お前たち、本当に藤田まことさんに祟られるぞ! 

制作側にとって、「ただの人殺し」ってのはどういう人物のことを言うんでしょうかね?
こだわっちゃうけど、殺しの目撃者である喜平を無残に殺し、一顧だにしない人物なんて、すでに「ただの人殺し」でしかないと思うんです…。

④イベントましまし設定スカスカ

もう、あとは破綻した設定を箇条書きで挙げていきますが…。

・キャラをとにかく詰め込むだけ詰め込んで、人物像が崩壊しちゃってる壬生の幻楼!

・冒頭で喜平に武器を持たせて敵討ちをけしかける意図が不明だし、雀蓮がリュウを襲い、記憶喪失のまま囲い込んでる目的もよくわからん!

・大量の武器・弾薬・暗器を用意してるのに、大乱を起こそうとしている気配はないし、その費用や子供たちを囲う生活費がいったいどこから出てきてるかもわからん!
パトロンのすずらんもまったく同様! どこにその金あんの!?

・おりんとリュウが涼次を見逃した代償として、若夫婦に演じさせて人間爆弾にする…ってなんなの!? もともと焙烙玉抱えさせてたくさんの人間を爆死させるのがデフォなんだから、特別な感じがまったくしないじゃん!
しかも、おりんは始末してリュウは殺さないってロジックも不明だし!

・すずらんの死に方なんなの!幻楼に斬られて川に落ちた後、しばらくしてから船にしがみついて絶命とか、ゾンビか! よくそんなかっこ悪い死に方を黒木瞳さんにさせたな!


…ぜいぜいぜい。

とにかく物語にイベントを盛り込みすぎて、細かな設定がおざなりなんですよね。
爆発のCGがチャチいとか、奉行所の看板がパソコンのフォントっぽくて丸文字とかは、実はまだ許せる方で。

テレビの制作現場が時代劇を作れなくなってきているって話は知ってますが、こうなると、時代劇・現代劇関係なく、ただドラマ作りの基本を知らないだけなんじゃないかと思うんですよ…。

* * * * * * * *

ホントは今作の筋立てって、ちゃんと「必殺」シリーズのテーマを理解していれば、もっとシンプルに作れたんじゃないでしょうか。

急進派を装い、多くの子供たちを死に追いやる大悪党・幻楼と、最強の参謀・雀蓮。
幻楼に騙された悲劇のヒロイン・すずらん。

幻楼に刺されたすずらんが仕事人たちに殺しを依頼。


こうするだけで、幻楼と雀蓮のキャラも描き込めた(特に雀蓮はもっと強さを際立たせた人物にしておけば1vs3の殺陣も説得力が増したはず)し、すずらんに感情移入できるエピソードもできて、変な死に方もしなかったはずなんですw
主水出演を売りにしたいなら、過去の殺陣シーンを抽出して挿入すればよかっただけだし。

前作の「仕事人2016」はよくできていたんですけどねー。

奉行所リストラにまつわる悪事を働く朝比奈一味の手にかかり、非業の死を遂げた小五郎の同僚・結城の恨みを晴らす…というシンプルなストーリーに、はつ・お絹らの家族エピソード、幼馴染・鬼頭と同僚・河原崎の裏切りなどが肉付けされており、安田顕・田口浩正の好演も相まって、最高のカタルシスをもたらしていました(最後に切腹を朝比奈が懇願するエピは蛇足だったけど)。この10年で最も成功した「必殺」スペシャルだったかもしれません。

それが今作となると、まずストーリーの根幹がおかしい上に、肉付けにならないところばかりエピソードが膨らんで、結果、視聴者がなんの満足感も得られないという地獄の結末…。

「ジャニーズ必殺」と揶揄されるようになった「仕事人2007」以降で、レギュラーキャストの演技に物足りなさが残るのも事実なんですが、不満なのはそこじゃないことが改めてよくわかりましたよ。むしろ、レギュラーキャストは被害者といってもいい。

結局、「必殺」マインドを失ったスタッフが作る「必殺」は、たとえ中村主水の映像を引っ張り出してきても、「必殺」のイミテーション時代劇にしかならないのです――。

最後にひとこと言わせてもらいます。

「スタッフ、てめえら必殺仕置人第1話『いのちを売ってさらし首』を100回見直してこいっ!」


またもや長文失礼いたしました。
久しぶりに「必殺魂」が着火しましたよ、まったく…。ファイヤー!


ネット・プロレス大賞2017

今年も「ネットプロレス大賞2017」にエントリーさせてもらいました。
プロレスの話がわからない方は申し訳ないですがスルーをば。

この「ネット・プロレス大賞」を主宰する管理人の杉さんとは、「週刊プロレス投稿常連会・プレッシャー」に入会していた頃からのお付き合いでして。今でもよくプロレス観戦に一緒に行ったりしております。プロレス観戦後、酔っ払ったツイートしてる時、大体の確率で彼がいるはずw

2017年の生観戦は、新日、WWE、全日が各3回。みちのく、DDTが各2回、小橋興行、ISM、猪木生前葬が各1回で、計16回でした。RIZIN3回、UFC1回を含めたら20回。前年より増えましたw
今年はどうかなぁ。お金もないのでちょっと減ると思うんですが…うむむむ。

それでは、発表!

◆MVP◆
1位:ケニー・オメガ
2位:石川修司
3位:ASUKA


オカダでも内藤でもなく、ケニー・オメガがMVP。ちょっと意外?
でもね、考えてみてください。
2017年新日のベストバウトは、普通に選んだら1・4ドームとG1のオカダvsケニーの2戦とG1決勝の内藤vsケニーでしょ?

勝ちがないとはいえ、そのすべての試合に絡んでるケニーは、間違いなく今年のプロレス界をリードしていたわけで。

オカダ-内藤という二項対立の構図はケニーという触媒がなければ成立していません。
G1決勝後も、ジェリコ戦の決定などで話題を残していますし、今年のMVPはケニーが妥当なのではないかと。
(ちなみにこれ、今年のドームを観戦する前に選んでます)

個人的に、上半期だけなら圧倒的にオカダなんですけどね。
ケニー、みのる、柴田といった挑戦者(挑戦者じゃないけどタイガーマスクWも)をクリアしていった行程は、まさにレインメーカー黄金時代。下半期になって内藤とのイデオロギー闘争がメインになって、なんとなく防衛戦のテンションが下がってしまったのがなんとも惜しい。

オカダとは対照的に、石川は全日本プロレスに参戦して、三冠王座へと上り詰めた後も、諏訪魔との世界最強タッグ優勝など、全日本に傷跡を残し、一気に非・新日本プロレスワールドの主役となった石川を2位に。新木場で「悲しき巨人」と言われていた頃が懐かしいw

3位は春の一軍昇格以降も大活躍の中邑と迷いましたが、もっともっと評価されてしかるべきだと思うASUKAを3位に。

やっぱりね、NXTで無敗のまま連勝記録を更新したまま一軍昇格って、相当な出来事だと思うんですよ。6.28でWWE史上初の女子版「ラストマン・スタンディング・マッチ」を決行して、名勝負へと昇華させたのも本当に素晴らしいし。2018年、ASUKAはRAWでまたこの形式で試合をやって、さらにブレイクするんじゃないかと予想しております。

◆最優秀試合◆
1位:オカダ・カズチカvsケニー・オメガ(1.4東京ドーム)
2位:石川修司 vs諏訪魔(7.17後楽園ホール)
3位:潮崎豪&野村卓矢 vs 岡林裕二&清宮海斗(6.14後楽園ホール) 


1位はもうしょうがない。今世紀、新日本でこんな試合が観られるとは。
マラソンタイムの試合でここまでハイレベルなプロレスを、自分は48年間生きていて一度も観たことがありません。文句なしの1位。

1位が非常に突出してると思うので、2位と3位は自分が実際に観戦した試合から、極私的に選びましたw

2位は、自分好みの重量級日本人対決。
大きな選手がバーンとぶつかって、ガーンとリングが揺れて、ワーッと観客が興奮する試合がもともと好きなのです。
昔のプロレスは、それが当たり前だったんだけどね。

で、3位も最近のプロレス成分に足りない、いわゆる予定調和じゃなくて、感情ほとばしるタッグ対抗戦をチョイス。

面白いのがこのカード、パートナーが同じ団体じゃなくて「テレコ」になってるんです。
いまどきの「団体対抗戦」の形というか。必要以上に団体抗争へとシフトさせない形がいろんな意味で斬新なんですが…そんなブレーキが効いてる状況であるにもかかわらず、この試合は大家帝国のメイン以来の熱量を感じたんですよね。

やっぱりレスラーは、「こいつには絶対に負けたくない」という感情を、勝敗を超えたところで見せなきゃダメですよ。じゃないと、プロレスはただの「肉体舞踏」になってしまうと思うんです。そういう意味でいえば、プロレスは間違いなく「真剣勝負」なわけで。

昭和プロレスの洗礼を受けている自分にとって、今年一番熱いパッションを感じた試合でした。

◆最優秀タッグチーム◆
1位:石川修司&諏訪魔
2位:丸藤&HARASHIMA
3位:バラモン兄弟


好敵手同士がタッグを組む展開というのはよくあるパターンですが、石川&諏訪魔は、今の全日本はおろか、日本マット界で勝てるチームが想像できないほど説得力があるチーム。
個人的には、ハンセン&ブロディの頃のヤングブラッド兄弟みたいな、豪快な「やられ役」との試合を何度も見たいです。最近減りましたけど、そういうプロレスは必要。

丸藤&HARASHIMAは、2018年もしばらくは活躍して欲しいタッグです。どうせ今のノアで弾けそうなニューカマーも見当たらないことですし(待て)、丸藤が素質あるDDTの選手たちに胸を貸してメジャースタイルを経験させることは、DDTにもノアにとっても、大変有意義なのではないかと。鈴木みのるも飯伏も、ノアスタイルを経験してから覚醒してるんですよね。

3位はですが、実は私、5年連続でバラモン兄弟を最優秀タッグにノミネートしていますw
みちのく宇宙大戦争とか、大日本ポセイドンアドベンチャーとか、この世に蔓延る狂気のプロレスイベントの7割がたは、この二人が関与してますよねぇ…。年末の石川&諏訪魔戦もホントに狂ってました。ストラーイクッ!

◆新人賞◆
1位:アンドレザ・ジャイアントパンダ
2位:才木玲佳
3位:北村克哉


なんやかんや言って、アンドレザ・ジャイアントパンダこそ、2017年に一番話題を呼んだ、超々大型新人レスラーなのは間違いないかと。ボディプレスは全盛期のヘイスタック・カルホーンより上かもしれません(どのくらいの人がわかるんだよ)。

2位の才木は弊社でもDVDが発売してるから…待て待てw
芸能人プロレスラーも最近は珍しくなくなってきましたが、この娘の個性は際立っています。
今後、どのくらいプロレスに取り組んでいけるかですが、愛川ゆず季クラスまでいける逸材なんじゃないでしょうか。

3位は…いろんな意味でヤングライオンっぽくない新人ですが、このタイプのレスラーを新日本はどう育てていくのか楽しみです。ポスト中西にはむしろなって欲しくないんだけどなぁ。

◆最優秀興行◆
1位:1.4 新日本プロレス/東京ドーム
2位:6.14 FortuneDream4/後楽園ホール
3位:11.19 WWE/サバイバーシリーズ


正直、2017年は「ガツン」ときた興行がなかったんですよね。
イッテンヨンも、興行というよりメインに引っ張られた感じ。

2位の「FortuneDream4」は、いわゆる小橋建太がプロデュースしている興行です。
今の非・新日本ワールドのプロレスを過不足なくディスプレイできていたというか、非常に良質なカードが提供できていたと思うんですよね。上記の最優秀試合でも挙げた対抗戦タッグも含め、もっと評価されていい興行とだと思います。

3位のサバイバーシリーズは、メインの10人タッグとか「どうしてここまで面白く展開できんの?」ってくらいの完成度。そこに加えてレスナーvsAJですからね(興奮)。今のWWEの選手層の厚みを感じました。

◆最優秀団体◆
1位:WWE
2位:新日本プロレス
3位:全日本プロレス


2017年も個人的にはWWEが1位。
中邑、ASUKAの1軍昇格はもちろん、AJ、ベイラーの台頭とか、2016年から続くジャパニーズプロレスの影響力の強さがエモいです。日本での関係性をリングでアピールすると、観客のリアクションが跳ね上がるのがたまらないんですよね(ベイラーvsAJでのToo Sweetポーズとか)。まだまだWWEは目が離せません。

2位の新日本はもう言うまでもないでしょう。
ホントは今年の2018年イッテンヨンで内藤がタイトル取って、2ブランド制に移行しちゃえばいいと思ってたんですけどねー。

今の新日本は明らかにレスラーがダブついています。
国際血盟軍とジャパンプロレスが大量移籍した頃の全日本プロレスよりも多いんじゃないでしょうか(だから古いってw)。
そのくせロッポンギなんちゃらとか、ジェイ・ホワイトとか、若手は必ずお試しで一度重用するんですよね。で、明らかにデキる飯伏とかを腐らせるというw

そんなことするくらいなら、とっととオカダと内藤がリーダーの2ブランド制にして、ちゃんと若手が育つ場所を(若手主体の興行とかじゃなくて)作ればいいじゃんと。まー、一時期、ノアをそんな感じで乗っ取ろうとしてたみたいだけど(待て待て)。

SWS大量離脱後の全日で三沢ら四天王が台頭したように、ポジションが選手を作るパターンってホントに多いんですよね(全日の宮原とか如実にそうだし)。今のメインイベンターふん詰まり状態で、果たしてどこまで若手が伸びるのか…。少なくてもEVIL、SANADAあたりは2ブランド制になった方が明らかに成長すると思います。

3位の全日本はとにかく驚いたというか。
石川修司のレギュラー参戦を軸にして、各レスラーの質の高いファイトを担保にメインストーリーを作ってきたマッチメーカー(秋山?)の手腕にはホント脱帽です。

◆最優秀プロレスを伝えたで賞◆
1位:豆腐プロレス (テレビ朝日)

2位:1984年のUWF
3位:現役・OBレスラー200人&ファン1万人がガチで投票!「プロレス総選挙」 (テレビ朝日)


個人的にこの賞は、「定期マスコミ・映像メディア部門」と「非定期書籍・映像メディア部門」で分けた方がいいと思うんですよね。日常的に伝えている媒体と、特集で扱った媒体を分けた方が、「ファンのプロレスコミュニケーション」と「世間のプロレスコミュニケーション」がはっきり見えてくるんではないかと。

今年も「非定期書籍・映像メディア部門」と自分の中で決めを作って、投票しておきます。

豆腐プロレスはドラマもさることながら、後楽園ホールでの「興行」が素晴らしかったんじゃないでしょうか(観れてないけどTT)。

特に松井珠理奈さんは、とかくナアナアな繋がりでファンから反感を持たれるアイドルが多い中(S木希とかまだ格闘技観てんのかねぇ…あわわ)、SNSでも積極的にプロレス愛を発信していて、なんとも微笑ましいというか。実は2017年で一番、世間にプロレスを届ける「インフルエンサー」になっていた気がします(AKBメンバーに「インフルエンサー」とか、ヲタから怒られるかしらw)。

2位は今のプロレス界で「UWF本ブーム」を作ったパイオニア本。
ホント、あのUWFで青春をこじらせた人間がいまだに多いことを感じずには入られませんw
「?」から長年の観戦経験や推測で「…」となっていた事件が、ようやく「。」と言い切れるようになってきたんでしょうか。いまだに「!」とは断言できないのが、面白いところなんだけど。

3位は、自分もちゃっかり投票に参加していた「プロレス総選挙」。
プライベートな話になりますが、この放送を視聴した直後に、母親の容態が急変して亡くなったって事がありまして…。いろいろな意味で忘れられないプロレス番組になりました。

ちなみに、「定期マスコミ・映像メディア部門」なら――。

◆定期マスコミ・映像メディア部門◆
1位:WWE NETWORK
2位:KAMINOGE
3位:Dropkickチャンネル


ぶっちゃけ、2016年と同じですw
いまだに新日本ワールドには入りたいと思わないんだよなぁ…。

そんなわけで。
毎年毎年、長文ホントに失礼しました!


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プロフィール

編集・秋

Author:編集・秋
年齢:昭和44年生まれの48歳。AKI48。
職業:麻雀漫画誌「近代麻雀」等、元(涙)編集
趣味:ギャンブル(競馬・麻雀等)
   プロレス観戦
   ハロプロ・乃木坂46鑑賞
(おいおい、増えちゃったよ)
   ほかいろいろ
貯金:0万(なくなりました…)
ギャンブルの負け金:約1800万(順調に増えてます…)
座右の銘:ワルツにはワルツを、ジルバにはジルバを
(byニック・ボックウインクル)

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